168cmの＆2 (ページ38)

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丸井side

紫「、見つけた」

来て欲しいだなんて思ってたけど、ここは全く人が通らない場所

なんで見つけられたんだろう
息が上がってる。走ってくれたの、？

丸「お水はちゃんと買うよほんとだよ」

嬉しさと悔しさで涙が溢れそうで、紫耀から顔を背けてしまう

紫「A、俺は味方やで」

丸「、どうしたの、笑」

泣きそうになってることを感じ取られたくなくて、
つい強がってしまう

紫「嫌なこと書かれてた？」

その瞬間何故だか分からない涙が零れ落ちた
止まらない滝のように流れ出てくる

丸「、っわたし、、」

紫「大丈夫、大丈夫やから」

そして私は紫耀の腕に包まれた

でも涙は止まらなくてただただ辛かった

次の瞬間頭の上に何か感触がした

「、なに紫耀泣かしてんねん」

丸「れ、っん」

紫「遅い」

廉「ごめんて。A、泣かんといて」

私の頭の上には廉の手が置かれていた

廉と目が合うと凄く優しい顔をしていた

廉と紫耀に挟まれて私は大好きなココアを手にしていた

紫「もう少しここに居る？」

丸「あ、ごめんね。2人もファンレター、」

廉「そんなんええねん笑」

丸「ごめん、まだもう少しここに居たい」

紫「うん、わかった」

関西にいた頃は2人の前で泣いたことなくて
初めて2人の前で泣いたんだ

いつもはふざけてばっかりの2人なのに
何も言わず傍に居てくれる

今の私にはそれがちょうど良かった