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ぶ ページ7
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「なぁ、Aさん」
今度は隣からではなく、後ろから聞こえる君の声
振り向けば、お日様みたいに笑う顔があって
『なーに』
思わず笑みがこぼれる。
「これ、」
そう言い渡されたのは、二つ折りになった小さなメモ用紙。
開くとそこには
キツネの折り方明日教えてください。
と達筆な文字のメッセージ、
それともう一つ。
『ふふ、可愛い。』
「Aさんの絵、真似してみた。似とる?」
『うん、似てる。すごく可愛い。』
キツネの耳が生えた私と北くんの似顔絵。
一生懸命描いたのかなと思うと、とっても嬉しくて
可愛くて。
これは一生の宝物。
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作者名:もものすけ | 作成日時:2024年3月7日 1時