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う ページ6
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「なぁ、Aさん」『ねぇ、北くん』
名前を呼ぶタイミングが重なり思わず驚いて
奇跡だね、なんて笑いあう。
「Aさんから、ええよ。」
『あ、ほんと?』
そんな大したことじゃないんだけどね、と前置きをしてから
『毎日話しかけてくれて嬉しかったし、楽しかった。
ありがとうの気持ち、』
折り紙は少し苦手で、と言い訳をしながら君に渡す
キツネの折り紙と即席で作ったメモ帳の手紙。
「すごい、キツネや。可愛ええ。」
今日はとうとうこの席最後の日、
君と話すきっかけが無くなるのが少し寂しくて。
『席替え、いやだなあ。』
北くんの隣にいられるまで、
あと数時間。
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作者名:もものすけ | 作成日時:2024年3月7日 1時