毒舌36 路地裏の猫 ページ2
あれから一週間。一松とは、よく路地裏に行くようになった。
貴「猫だ!!」
一松「俺がよく相手してる」
子猫が3匹、仲良く固まっていた。
貴「可愛い…!」
一松「人懐っこいんだ、コイツら」
ミャア、と鳴く子猫が可愛かった。
親の猫が見当たらないけど、どこにいるんだろう。
一松「コイツらの親、今は食料探してる」
貴「そうなんだ」
しばらく猫と戯れること数分。親猫が帰ってきた。
貴「お帰り…って傷だらけじゃない…!」
一松「…誰がこんなこと」
ジャリ、と新しい足音が聞こえた。
振り返ると、3人の男___不良と思われる人達が近づいてきた。
男1「その猫を渡せ」
貴「何で…ですか?」
男2「いいから返せよ」
貴「なんでこんなに酷いことするんですか!!」
猫を庇うように3人の前に立ちはだかる。
一松「…A」
男3「身に覚えはないんだけどな〜」
貴「じゃあ…そのナイフはなんですか」
男1「バレちまったか…やれ」
殺さない程度とはいえ、猫を傷つけるのは許さない。
貴「渡さない…!」
男2「…この女!」
ナイフが腕を切り裂く。利き腕を負傷して猫を抱えていた力が緩んだ。
一松「…お前ら、全員許さねぇ」
男2「あぁ?」
貴「一松…?無理だよ、3対1だよ?」
一松「Aを傷つけたこと、後悔させてやる」
男1「上等だな、コイツから始末しろ」
路地裏で、殴り合いが始まった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
京佳(プロフ) - 松野心幸さん» ほわぁぁぁぁ!!!ありがとうございます!!! (2015年12月3日 19時) (
レス) id: b75c1f9bfc (このIDを非表示/違反報告)
松野心幸 - 面白かったです（＾＿＾）また作って、一松最高〜！ (2015年12月3日 19時) (レス) id: 3064aa2246 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：京佳 | 作成日時：2015年11月27日 8時
