毒舌な彼と。【一松】

毒舌28 協力 ページ29

貴「ここはこうで、あと看板少し横に…」

脚立がグラつく。落ちるな、これ。

ポスッ

一松「危ないじゃん…」

貴「い、一松…!ありがとう」

一松「ん、別に」

作業を手伝いながら猫と戯れていた一松が受け止めてくれた。

おそ松「イチャつくなら他でやれ」

貴「イチャついてません」

トト子「Aちゃん、この猫って飼い猫?」

貴「うーんと、この眠そうな三毛猫は飼い猫」

トト子「そうなんだ!」

しばらく皆で作業していると、カウンターの上に置いてあるスマホがなった。

店長「城崎、電話だ」

貴「あ、ありがとうございます」

電話の相手は、ニャーちゃんのマネージャーさんからだった。

貴「えっ、来れなくなった!?」

マネージャー「その日、番組の収録入ってて…。本当に申し訳ございません」

貴「あっ、いえ…。」

…改装した意味。

チョロ松「どうかした?」

貴「あの…。実は、ニャーちゃんが明日歌番組の収録入って来れなくなっちゃって…」

その場にいた全員が呆然とする。

一松「終わった…」

チビ太「マジかよ!?」

何のために改装したのかわかんなくなった。

急な知らせに、私もどうしていいのかわからない。

カラ松「そういえばカラ松girlとニャーちゃん、よく見れば似てないか?」

チョロ松「あぁ、確かに!」

カラ松さんの一言で、何故かニャーちゃんの代わりをすることになってしまった。

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