三華 ページ4
「た、ただいま〜…」
「おかえーって大丈夫！？」
お母さんは私に駆け寄ってきた
無理もない。その時の私の顔はほぼ死んでるも同然だっただろう
「つ、疲れた…頭の中がもう…空っぽだ…」
お母さんは死にかけている私を抱え、布団に寝かせた
「疲れたみたいだね。何か食べたいものはある？」
お母さんは私の頭を撫でながら言った
「ん…お腹すいた…おにぎり食べたい」
「すぐに作ってくるからね。ゆっくりしてなさい」
5分もしないうちに、お母さんはおにぎりと卵焼きを持ってきた
私はすぐに食べ始めた
「それで、試験はどうだったんだい？やっぱり難しかった？」
「うん！すっごく難しかったよ！！だけど、お母さんが学問塾に通わせてくれたおかげで解けた問題もたくさんあったよ！」
「そうかい、よく頑張ったね。お母さんはそれくらいしかしてあげられないからね。Aが頑張ってくれて良かったよ」
お母さんは笑いながら、結果が楽しみだねと言った
私は、すごく不安だけどねと言って、そのまま眠りについた
結果がわかるのは一週間後だ
一週間経った日
私の家に王宮から手紙がきた
開けるのを怖がる私を無視して、兄さんがためらいもなく開けてしまった
「に、兄さんっ！な、なんて書いてある…？」
私が聞くと、兄さんは一呼吸おいた後に
「おめでとうA！合格だっ！！」
兄さんが満面の笑みで言った
「ほ、ほんとにっ！？私、ほんとに合格したのっ！？」
「ああ！見てみろよ！」
私は兄さんから手紙を受け取った
そこには確かに合格を告げる文章が書かれていたのは
私は涙が溢れた
「うれしいっ！よかった、ほんとによかった！」
「よく頑張ったなA！」
「お母さんも嬉しいよ！頑張ったねA！」
お母さんも目に涙を溜めながら私を強く抱きしめた
「ありがとう！お母さん！兄さん！私…頑張ってくるからね！」
官吏の仕事につく条件は住み込みだった
しかし、許可をもらえばいつでも帰れるので、私は住み込みで働くことに異論はなかった
こうして、私の王宮生活が始まったのだった
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サマーbell(プロフ) - 私もこのマンガ大好きです！とてもおもしろいので、ぜひ更新してください！ (2016年4月2日 22時) (
レス) id: 7ccc9675ea (このIDを非表示/違反報告)
李翔(プロフ) - 私もこのマンガ読んでます！面白いですよね。ぜひ更新してほしいです (2016年2月26日 14時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイトメアー | 作成日時：2016年1月4日 2時
