二華 ページ3
「よ、よし！そ、それじゃあ、い、行ってきま…」
「落ち着けって！！」
兄さんは緊張でろれつも回らなくなった私の頭をベシッと叩いた
「緊張すると分かる問題も解けなくなるぞ！Aなら大丈夫だ！！心配すんな！」
「そうよ。今までちゃんと勉強してきたんだもの。自信を持ちなさい」
お母さんは笑って私を抱きしめた
「うん…ありがとう！！行ってきます！」
私は2人からの応援を胸に試験会場である王宮に向かった
王宮についた私はただならぬ恐怖を感じていた
周りが…貴族ばっかりっ…
心なしかみんな私を見ているような…
きっと気のせいだろう、気のせいだと信じたい
しかし、それは気のせいではなかった
「何だあいつ…平民がなんでこんなところに」
「まさか試験を受けに来たんじゃないよな？」
「そんなことあるわけないだろ？平民が官吏になるなんて無理だろ」
「だよなぁ！しかも子どもだぜ！」
あー…すっごく私のこと話してる…
私の口から重たいため息がこぼれた
確かに平民だけどさ…それが何よ！
勉強だってあなた達に負けないくらい頑張ってきた自信はあるのに！
私の通っていた学問塾はとても優秀なところで、お母さんが無理して通わせてくれていた
絶対に…あいつらに負けるもんか…っ！
私は降ろしていた目線を上げ、悪口を言っていた男達を睨み返した
すると、男達はおずおずとどこかへ居なくなった
「そんな怖い顔してたかな…？」
そんなことをしているうちに、試験が行われる部屋へと通された
そして試験が始まった
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サマーbell(プロフ) - 私もこのマンガ大好きです！とてもおもしろいので、ぜひ更新してください！ (2016年4月2日 22時) (
レス) id: 7ccc9675ea (このIDを非表示/違反報告)
李翔(プロフ) - 私もこのマンガ読んでます！面白いですよね。ぜひ更新してほしいです (2016年2月26日 14時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイトメアー | 作成日時：2016年1月4日 2時
