47話 気持ち←裏を読んでいない方 ページ48
『ん…ここは…』
私は見知らぬ部屋で目を覚ました
『そっか…私…猿門さんに気絶させられて…』
私が起き上がると
猿「目が覚めたか」
開いたドアから猿門さんが出てきた
『猿門さん…あの…ここは…』
猿「俺の部屋だ」
やっぱり…緑と赤のデザインが多いわけだ
どうしよう…とりあえず謝るべきだよね…
『あ、あの猿門さん…さっきは…すみませんでした…』
猿「…お前は…何に対して謝ってるんだ？」
『え…そ、それは…』
猿門さんが私に怒っているのは、私が勝手に逃げたことだから…
『猿門さんの許可を得ずに外に出たことです…で、でも！あれには理由が…！』
猿「…そんなこと…そんなことどうだっていいんだっ！」
猿門さんは急に声を荒げた
『さ、猿門さん…？』
猿門さんはハッと我に返ったように顔を上げると、また俯いてしまった
どうだっていい…てことは、猿門さんが怒ってる理由は違うの…？
でも…もう思い当たることなんて…
分からない…分かりませんよ…猿門さん…
私はベッドから立ち上がると、猿門さんの方へゆっくりと歩いた
『猿門さん…』
猿「…」
猿門さんはそれでも顔を上げようとはしなかった
私はそんな猿門さんの右手に両手を伸ばした
猿「…っ！A…？」
猿門さんは不思議そうに顔を上げた
私はまともに猿門さんの顔を見ずに言った
『ごめんなさい猿門さん…私…どうしてもわからないです…なんで猿門さんが怒っているのか…』
猿「…そうか…なら…」
『ですが…！』
私はバッと顔を上げ猿門さんの目をまっすぐ見た
『分かろうとする努力をやめるつもりはありません！私は分かりたいです…猿門さんが私の気持ちをいつも分かってくれていたように…！』
言い切った私の目からは一筋の涙がこぼれた
そんな私を猿門さんは驚いたように見つめていた
すると猿門さんの表情がフッと柔らかくなった
猿「…分かっていなかったのは俺の方かもな…」
猿門さんは小さく呟いた
『えっ…？』
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ミニン - 猿門さん天使....(*^_^*)ｷｬﾜﾜ (2015年9月22日 21時) (
レス) id: f29392fa5e (このIDを非表示/違反報告)
るなわん - 小説とってもおもしろいです！まだ途中までしか読んでないんですが猿門のキャラがくずれない感じでカッコイイ書き方でもう最高です・・・(∩´∀`∩) (2015年7月22日 3時) (レス) id: 89c936d0e7 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトメアー(プロフ) - ふーたさん» そこまで言ってもらえるなんて…私もう涙が…ううっ…本当にありがとうございます！続編を出したので、またよろしくお願いします！ (2015年3月25日 20時) (レス) id: ed39cb1e73 (このIDを非表示/違反報告)
ふーた - もうこの小説超大好きで何回も読み返してます！！作者様文才ありすぎ！！めちゃくちゃおもしろいので、ぜひ続編が見たいです…！私も猿門の大ファンなんですが、猿門オチの話ではダントツで1番の小説ですー！ (2015年3月25日 0時) (レス) id: c27df93ea5 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトメアー(プロフ) - キリアさん» わっかりました！頑張ってカッコイイやつ書いてみせます！！ (2015年3月24日 19時) (レス) id: ed39cb1e73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイトメアー | 作成日時：2014年10月4日 20時
