紅一点の私【HIHI Jet・東京B少年】part2

松井奏くん ページ9

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※ここからは、あなたが松井奏くんに片想いをしている頃の話を書きます。




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入所してからもうじき一ヶ月。

ちょっとずつ、本当にちょっとずつだけど、みんなと距離が縮まった気がする。






でもやっぱり、



嫌だと思ってる人はいるわけで、いろいろ悪口を言われる。


だから、大輝とだって、仲悪いフリを未だに続けてる。





今野「邪魔なんだけど…」


『すみません…』




こんな感じ。


でもね、







和田「この問題分かる？」



一個年下の和田くんや、






優斗「俺なら分かるよーん」


和田「いや俺、Aちゃんに聞いてんの」


優斗「ガーン…たいこー！！」




元々、フレンドリーなゆうぴとかは、
普通に話しかけてくれる。





『この問題は…この公式に当てはめれば解けますよ？』


和田「あっ、本当だ！」




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和田「よし、解けた。合ってる？」


『うーん…………あっ、大丈夫です！合ってますよ、多分…』


和田「多分？えぇー(笑)」






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奏「ちょいちょい、和田さーん！勉強なら俺が教えるよ」


和田「大丈夫、もう終わったから」


奏「あっそ…」





せっかくの可愛らしいお顔を台無しにするくらい、私を睨みつけて、どこかへ行ってしまった、松井くん。





和田「ごめんね？アイツまだ慣れてないだけだから」


『いえ、全然…』


和田「仲良くなりたいのに、上手く話せないだけで…」



いやいや、

本人は私なんかに和田くんが取られると思ってるんだよ(笑)



私と仲良くする気はさらさらないと思うんだけど…





奏「和田さーん！大光がジュース奢ってくれるってよー！」


和田「えっ、マジ！？俺サイダー」


大光「はっ？俺そんなこと言ってないんですけどー！！」


今野「俺、特茶がいい」


大光「こんぴーそれ、何気高いやつ！
てか太ってないんだから飲むな！」


作間「じゃあ俺は〜、特保のお茶！」


大光「おんなじじゃん！！」


奏「俺コンポタージュにしよー」







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そんな様子をぼけーっと見てたら、松井くんと目が合って、


また睨まれた。






すいません、もう、そちら見ませんから…

目で殺さないでください。






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