紅一点の私【HIHI Jet・東京B少年】part2

・ ページ47

.





直樹「今日はデートしてくれてありがとね？」


『どういたしまして』


直樹「振り回しちゃってごめんね？」


『いえいえ』


直樹「でも、もうちょっとだけ僕のワガママに付き合ってくんない？」


『いいよ？』




そしたら顔を近づけてきて、




.









直樹「………………キスしていい？」







えっ…






思わず目を瞑ったら、


おでこにチュッて柔らかい物が触れた。

ゆっくりと離れたと思ったらニコッと笑って一言。





直樹「ここはまだ早いね」



細い指で唇を突っついてくる。




今度は、


顔を首元に埋めてきた。

髪の毛が当たってくすぐったい。





『ちょっと待って…』


直樹「待てない…」


『何すんの…』


直樹「しーっ…」






そしたら、







ﾍﾟﾛｯ





『ひゃっ！！……えっ』


直樹「かーわいい(笑)」


『い、今…』


直樹「舐めちゃった(笑)」





いや、舐めちゃったじゃないよ…

首舐めるなよ…





抵抗するも、相手はやっぱり男。
びくともしない。





そしたら今度はぎゅーって抱きしめられて、

顔のいろんなところキスされる。




『な、なあくん…』


直樹「今は直樹だよ？ﾁｭｯ」


『ちょっと！今の口…』


直樹「いいじゃん、一世ともしたんだから…」


『それとこれとはまた関係ない………ひっ！』


直樹「くすぐったい？(笑)」





ヤバイ、
完全に遊ばれてる…







直樹「いつもさ、めったに俺のとこに来ないじゃん。だから今日ぐらい俺の好きなようにさせてよ…」




待って、
いつもよりも低い声で言うもんだから不覚にもきゅんてしちゃったよ…




この後は、

一線を越えたりはしてないけど、

めっちゃキスされまくりました。






.




そして最後に、




耳元に顔を近づけて一言。









.









直樹「Just touch my body…」




と、囁かれた。









.




夕方。







直樹「楽しかったね今日！」


『はぁ…』


直樹「疲れちゃった？」


『そりゃあさ…』




もういいや、
めんどくせー。




直樹「疲れてるならなあくんが癒してあげるよ！おいで！」


『誰が行くか！！』


直樹「あーそんなこと言うんなら…」









.








直樹「またチューしちゃうよ？」


『そのキャラブレなんとかならないのか君は。もう一生デートしてやらないよ』


直樹「ごめん〜」





.

看病《リク》→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す