番外編 トリップがバレていた ページ24
光の速さで寝室に入ると、いつも以上にピカピカと輝いていた。
「埃も溜まっていたので、ついでに少し掃除しておきました!」
と、感謝してくださいとでも言うように笑顔で現れる。
『女の服を勝手に触るな』
「下着には手を出してはいませんよ?ほら、ベッドの上に置いただけですし…」
ガッツリ触ってんじゃねーか!!
しかも本当にベッドの上に綺麗に畳まれてる。
急いでそれをクローゼットの中に投げ込む。
「とても可愛らしいと思いますが、もう少し色気のあるものでも…」
ドコッ!
こいつはいつ変態になってしまったのか…
こんなやつを誰が好きになる…
ってゆーか、こんなやつが自分を好きだと思うと吐き気が…オエッ。
「おや?もうこんな時間ですね」
どんな時間よ…と思いつつ、部屋の時計を見ると、もう夜の6時。
私、さっき起きたばっかりなのに…←実は夜型
「ご飯は先程食べましたので、風呂を沸かしている間、何か話しでもしましょう」
『なんだか私の家じゃなくなってきてるような…』
「その分、僕の家にもなりつつありますね」
ドコッ!
いつからこいつはこういう性格になってしまったんだ…
これが世に言う、逆ハーレムなのか。
私、ハーレム嫌だ←
私は風呂を沸かして、リビングにいるアムロンにお茶を出してテレビをつけた。
対して大袈裟な事件はない。
それもそのはず、純黒以来の組織の動きが分からない挙げ句、原作も宿里村までしか知らない。
この先、いろいろと事件が起きても、どうすることも出来ないのだ。
から紅のラブレターはまだまだ先の話だろう。
「コナン君から聞きましたが…」
変なこと吹き込んでないよね?コナン君?(黒笑)
「あなたはトリップしてきたと…そして、この世界があなたの世界じゃ漫画の話…」
うひょひょ。
それ話したのか。
まぁ、話しても良かったよ。どうせ言うつもりだったし。
「とても信じられませんが…」
『でも本当の話なんです』
「証拠とかは?」
『……あなたが以前、ベルモットと共に波土禄道のバンドのリハに見学してきたのは分かりますね?』
「!!」
驚いてる…
ベルモットの変装を見抜いたことに。
『あれは組織のNo.2であるRumが唯一手こずった事件のPUT ON MASCARAというメッセージの意味を解いて…』
みるみるうちに顔が青ざめていく。
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麗華(プロフ) - 華渚さん» うわぁ、こりゃ手に負えん…誰か〜 (2017年9月17日 8時) (レス) id: 84b612cd58 (このIDを非表示/違反報告)
華渚 - 麗華さん» 頷けるかボケ最高wwwwいやぁ、あの2人に見守られる看病なんて、1秒見つめられたら治る気しかしないよ( (2017年8月12日 2時) (レス) id: 240158e005 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 華渚さん» 出来たよ!こんなんで良かったかな?またポアロだったけど… (2017年8月11日 9時) (レス) id: c73de807ed (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - salomeさん» レスが遅れてすみません!新作ですか?いいですよ!! (2017年8月11日 9時) (レス) id: c73de807ed (このIDを非表示/違反報告)
華渚 - 麗華さん» うんうん!!(目が輝き光ってる笑) (2017年7月13日 23時) (レス) id: 240158e005 (このIDを非表示/違反報告)
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