番外編 天使降臨 ページ21
.
《あなたは、恋をしたことはありますか?
誰かに好意を抱いたことはありますか?》
『恋ねぇ…』
あるわけないでしょ。
少なくともこの世界に来てからは。
だってまともなやついないもん。
残念なやつならいっぱいいるけど。
誰だか分かるよね?
警察庁警備局警備企画課とかアメリカ連邦捜査局とか推理オタクとか泥棒とか…←
金髪褐色イケメンとか黒ニット帽イケメンとか
見た目は子供、頭脳は大人のイケメンとかキザな白鳩イケメンとか…←
えっ?同じこと言ってるって?
んなもん、知らんわ←
とにかく、見た目
私だって青春真っ盛りしているJKなのに、愛しの彼ピッピなんていないからさ。
どっかの財閥令嬢はイケメンで過保護な世界的に有名な空手選手がいるし、
どっかの探偵の一人娘は推理オタクにコクられてまだ返事をしていない状況まで昇格してるし、
はぁ…
『彼氏欲しい…』
あーあ、心の声が漏れちゃったよ。
「それなら、僕と付き合いませんか?」
なんか天使の声が聞こえたぞ←
何、とうとう私の命も潮時なのか←
おお、白いワンピース着て、ちっちゃい羽をパタパタさせてわっかを頭にくっつけてる可愛いangelが舞い降りてきたよ←
なんか手に弓矢持ってる←
しかもめっちゃ笑顔←
可愛い←
そしてその小さな手で弓を引いて私に向けて…
ピュッ
ずっきゅん。
見事命中。
バイバイと可愛く天へ昇っていった…
・
・
「さっきから何を言っているんです?天使がどうとか…」
突然、現実に引き戻されましたAAです。
隣には金髪の方が立っております。
一体いつからいたんでしょう←
『私に天使が舞い降りた気がして…』
「はっ?」
すみませんねぇ、バカなこと言って。
天使なんているわけないですよ、はい。
『で、私に何か用でも?』
「さっきも言いましたが、あなたは彼氏が欲しいと言ってましたよね?」
『げっ…』
聞かれてたんかい。
恥ずかしい。
「それなら、僕と付き合いませんか?」
……。
『体温計と冷えピタどこ置いたっけ…』←
「熱でもあるんですか?」
『安室さん、仕事で疲れが溜まって風邪引いちゃったんですね。今日は安静にしてるんですよ?』←
「僕は風邪引いてませんよ。健康体なんで…」
『んなわけない』←
440人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗華(プロフ) - 華渚さん» うわぁ、こりゃ手に負えん…誰か〜 (2017年9月17日 8時) (レス) id: 84b612cd58 (このIDを非表示/違反報告)
華渚 - 麗華さん» 頷けるかボケ最高wwwwいやぁ、あの2人に見守られる看病なんて、1秒見つめられたら治る気しかしないよ( (2017年8月12日 2時) (レス) id: 240158e005 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 華渚さん» 出来たよ!こんなんで良かったかな?またポアロだったけど… (2017年8月11日 9時) (レス) id: c73de807ed (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - salomeさん» レスが遅れてすみません!新作ですか?いいですよ!! (2017年8月11日 9時) (レス) id: c73de807ed (このIDを非表示/違反報告)
華渚 - 麗華さん» うんうん!!(目が輝き光ってる笑) (2017年7月13日 23時) (レス) id: 240158e005 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ