【名探偵コナン】なんで目の前に工藤家が立派に建ってるの？《第3章》

番外編 怖い話 ページ20

心の中で警察二人に突っ込みばかり入れてるのでもう疲れてます←



「だーるーまーさーんーが、こーろーんーだ！！」



ﾊﾟｯ




コナン君のかわいい声とともにみんなが静止する。

元太くんが片足で立ってるため、よろけてます。


そして動かないように両手をピンと伸ばしてバランス取ってる。

でも…




ｽﾞﾃｰﾝ！






「いてぇ…」


「元太、アウト」


「俺まだ一回しかやってねぇぞ？」


「アウトはアウト。ほら、こっちこい」


「はーい…」




確かに一回目で終わるのは辛いね。

でもしょうがないよ。




元太くんが最初のほうに抜けていった。





「だーるーまーさーんーが、こーろーんーだ！」




ﾊﾟｯ





「キャア！」



ｽﾄﾝ




今度は歩美ちゃん。

しりもちついてしまった。
かわいい。



「大丈夫？吉田さん…」


「うん、大丈夫。ありがと哀ちゃん」



近くにいた哀ちゃんの手を借りて、歩美ちゃんは最初のほうに抜けていった。

そんな微笑ましいところを見ている反対側では…



「今日はやけに暑いですね」


「そうですね」


「これでもまた冷え性と言って、そのハイネックを捲らないんですか…重症なのでは？」


「そうかもしれませんね…」




くだらん…

大の大人が何を揉めてるんだ。
警察二人がこんなんじゃ、この先不安だな…


純黒の時は仲良く組織に対抗してたのに…




『はぁ…』


「ため息をしていると、幸せが逃げていきますよ？」


『もう逃げてるようなもんだよ…』


「ホォー」


『…』



コナン君が呆れた目でこっち見てくるからやめてよ。


「だーるーまーさーんーが、こーろーんーだ！」






ﾊﾟｯ





あっ。




「昴さんに安室さん、近い…やべぇ」


手を伸ばせばコナン君が届く位置に大人が2名。




「だーるーm…！？あっ！」



ダッシュ！！






「ストップ！！」



ﾋﾟﾀｯ





さてコナン君届くかな？
そう思って一斉に振り向く。








．









．









．








「え、江戸川…君？」


「コナン君？」






そこには牙を光らせ、目に血が走っているコナン君が、こちらを見て笑っていた…





「元太たちはすぐにアウトになってどっか行っちゃったけどねー、ここには4人もいる…」




様子がおかしい…
ジリジリと近寄ってくる。

私たちは後退り。



「大人が2人もいる。これは腹いっぱい食えそうだ…」


だるまさんは殺した…

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