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重岡side


俺のせいだ。俺の不注意で兄貴は亡くなった。

最初は悲しんだが、それから母はより一層、兄貴と俺を比べるようになった。


そんで俺も兄貴がいなければって思うようになって墓参りにも行かなくなった。









最近では母は夜の仕事もはじめ、恋人もできたようだ。


恋人との結婚も考えていたが、それで俺が邪魔になったらしい。




何となくもう家にはおりたくなくて、久々に兄貴の墓参りしようとお墓へ向かった。





電車で何時間か掛けてお墓へやってきた。

あー、俺以外にも人おんな〜

なんて思ってたら近くから声が聞こえた。


『のんちゃん、俺な今幸せやで…のんちゃんありがとな…』


んー…声的に男の子やったから、のんちゃんって彼女やったんかなー。

彼女が亡くなってもうたんかな…

可哀想やななんて他人事みたいに思ってて、その人の横を通り過ぎようとしたら、なんとそこに居たのは…




神ちゃんやった。





重「え、神ちゃん?」

あ、しまった。ここは声をかけるべきやなかったかな?


神「ん?あ、しげやんか!どうしたんここで…」

こっち向いた神ちゃんは目が赤かった。

重「んー…兄貴に会いに来た。」

神「しげのお兄ちゃん亡くなっとんの?」


俺はそこで俺の過去を話した。



神「そうやったんや…」

重「神ちゃんこそ、誰に会いに来たん?彼女?」

神ちゃんの前には小瀧と書かれている墓。



神「彼女ちゃうよ!病院にいた頃の友達…」

重「病院での…?」

神「俺な高1の頃入院しとったんよ…」

重「そういえば、喘息もっとたんやっけ、」

神「喘息もそうなんやけど、体も弱かってん。」


重「そうなんや…」


それから俺らは少し喋って、俺も墓参りして、帰った。

君の過去→←*



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a1i12kacutie(プロフ) - しぃかさん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2017年11月8日 7時) (レス) id: e932422acb (このIDを非表示/違反報告)
しぃか(プロフ) - 続きが気になります(^^)更新頑張って下さい! (2017年11月7日 18時) (レス) id: d3a5966b8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るる | 作成日時:2017年11月4日 21時

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