2ヶ月後 ページ6
それから2ヶ月、流星は植物状態だった。
あの日からみんなが集まることはななったが、毎日何かしら流星の病室に新しいものが置いてあったから、きっとみんなも来ているのだろう。
そして今日、2ヶ月ぶりに皆んなが病室に集まっていた。
理由は病院の先生に呼ばれたため…
なんとなく言われることはわかってる。
2ヶ月間目を覚まさなかったんだ。
そろそろけじめをつけなければならない。
医「もうそろそろけじめをつけましょう。」
中「あの…そういうのって流星の家族が決めることなんじゃないんですか？」
ずっと前から思ってた。
そういえば俺らは流星の家族、流星の家とかなんも知らんかったな…
医「藤井さんはご家族がいらっしゃらないみたいなので、毎日通ってくださってる皆様に了承を得ようと思いまして…」
望「え、流星って家族おらんのですか…？」
医「お母様は蒸発。お父様は3ヶ月前にお亡くなりになられたそうです。
あと…こんなことを皆様に聞くのはどうかと思ったのですが……
藤井さんっていじめられてたりしていましたか？」
中「いや、それは絶対ないと思います。」
医「実は体に痣や傷痕がありまして…もしかしたらと思いまして……」
中「そうやったんですね。」
医「それで、どうしますか？」
俺らは目を合わせて頷く。
．
．
．
中「もう楽にさせてあげてください。」
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作者名：るる | 作成日時：2018年3月19日 18時
