2話 ページ3
「えっと…」
しどろもどろしながら入団試験を受けていない事を誤魔化そうと考えている間もユノ様は怪訝そうに私を見ている訳で…
もう泣きそう…ちゃんと考えておくべきだった…
「彼女はとても優秀な魔道士だから私がスカウトして特別に入団させたんだよ。」
「っ！ウィリアム様！…ぁ、団長とお呼びしなくてはいけませんよねっ…。」
「どちらでも構わないよ。」
にこりと微笑みながら私達の前に立ち止まったのは、他でもない金色の夜明けの団長であるウィリアム・ヴァンジャンス様だった。
「団長がわざわざスカウトを…？」
「あぁ。納得してくれたかな？ユノくん。」
無言で私の方に視線を向けられ思わず身をかたくした。
「もう夜も遅いから二人とも早く部屋に戻って休むといい。」
「はい。」
ウィリアムさm…団長はそれだけ告げるとどこかに行ってしまった。
随分前から思っていたけれど、団長って不思議な人よね…。
なんかこう…神秘的なオーラっていうか…世界樹魔法なんて珍しい魔法を使うのもあるんだろうけど。
お父様も世界樹魔法を見ている時は目を輝かせながら見ていたけれど、本当にすごい魔法だったし…
「おい。」
「！…あ、申し訳ありません。少し考え事をしていて…。私、疲れているみたいなのでお先に失礼しますね。」
そう告げて私はその場を後にした。
「A…ノヴァクロノ…」
そう呟きながら私の姿を見つめる視線に気づかずに…
続く (更新停止中)
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ピーコ - 面白かったです！素敵な作品ありがとうございます！ (2021年1月28日 20時) (
レス) id: c0d3d7d492 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - ユノが好きだから、凄く嬉しいです。続きがとても楽しみです (2018年10月26日 20時) (レス) id: d1150ab6e3 (このIDを非表示/違反報告)
Trignal(プロフ) - 気になるのではやく更新お願いします！ (2018年10月16日 0時) (レス) id: 59802ac315 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月8日 22時) (レス) id: 07f23207a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋 | 作成日時：2018年10月8日 21時
