77、武力が得意な王子様たち ページ44
Aside
「で、どうしてくれるんだ？、」
仁王立ちのグルッペンさんとトントンさん。
の前でこちらを睨みつける国王と王女と、クズ姉もといお姫様。
すごい構図だな…(白目)
「てかはよしてくれませんかねぇ？Aがお前らのせいで死んだら俺ら国が潰れても容赦せんけど」
その場が凍りついてしまうような声色で国王達に言うトントンさんの姿は、まさに悪魔そのものだった。
「どうするもこうするも…土下座か国を潰すかなんてあまりにも暴虐過ぎるだろう！！！俺らが間違っていることをしたか！？そのゴミが処分を受けるべきではないのかね！？」
こちらを指さして吐き捨てるように言う国王。
一応実の娘なんだけどなぁ、と頭の片隅で考える。ゴミかぁ…。
それ結構ブーメランなのでは…。
しかし、私のことを言われたふたりの目の色が、静かに怒りで染まるのが私にはわかった。
怖さで足がすくんでしまうほどだ。
「…俺らの大事な人を、ゴミって言うたんやな？今。」
トントンさんが静かに国王たちに問う。
「ああそうだ！！！こんなゴミいらない！！！！」
もう一度強くこちらが聞こえるように言った国王の腹をトントンさんが思い切り蹴りつける。
いきなりの衝撃に立っていられなくなった国王は、その場に膝をつき嘔吐いた。
「ｶﾞﾊｯ…ｺﾞﾎｯ､何するんだ！！！」
「なんや？お前らがAにしたあまりにも些細なこと、のひとつやんか。それとも自分がされると些細なことじゃなくなるんか？？」
追い詰めるような口調のトントンさんに、前の3人は青ざめていく。
「ふむ、せっかく選択肢を出してやったのに残念だ。」
グルッペンさんは静かにそう言うと、トントンさんに耳打ちする。
「もう聞くことなどない、この国を無かったことにする。」
そういうとグルッペンさんは静かに歩き出した。
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杠葉 - 初めまして、とても素敵な作品でした…！占ツクの小説で初めて泣いてしまいました。これから全力で応援させて頂きます…！ (2022年1月22日 3時) (
レス) @page40 id: 2d4f53e34e (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - ネイトさん» 了解です！リクエストありがとうございます！！ (2020年12月29日 4時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト - 雲雀さん» なるほど！ありがとうございます！リクエストが「帰った後にみんなに説教される」みたいな感じなのってお願い出来ますか？ (2020年12月29日 0時) (レス) id: 58c935ec98 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - 月宮さん» 月宮さん、コメントありがとうございます！これからも精進して行きますゆえ、続編も楽しんでいただけると幸いです！ (2020年12月28日 20時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 完結おめでとうございます！続編も楽しんで見させて頂きます！これからも頑張ってください。 (2020年12月28日 20時) (レス) id: a0f47df358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2020年12月4日 2時
