51、才能溢れる ページ12
Aside
『…すご、』
爆発対決(？)の一部始終をディスプレイで見ていた私は、思わず溜め込んでいた息を吐き出した。
「はぇー、アイツノってんなぁ。」キーボードを叩く手を緩めながら、ロボロさんも感嘆のため息を吐い
た。
どうやら、ゾムさんは今日随分と調子がいいらしい。
「おい、ロボロ聞こえとるぞ」「うげっ…インカムの電源offにしとらんかった…」ゾムさんの嫌味ったらしい声がインカムから聞こえて、耳を澄ませば、どうやらゾムさんがインカムの電源をONにしてこちらに話しかけていたらしい。ロボロさんが冷や汗をダラダラとかきながら、私にSOSを出す。
SOSと言われても、と狼狽えていたその時だった。
「…A！！」
と不意にゾムさんから名前を呼ばれた。本当にこの人は脈絡がない。
『どうされました？』と返せば、「凄かった？」とだけ問うゾムさん。
『はい、とっても凄かったですよ！かっこよかったですし！』と私が返せば、インカム越しでも嬉しそうなゾムさんが伝わってきた。
…と、同時に聞こえる、「おいAゾムを調子乗せたらあかんよ！！！」というシャオロンさんの声と、「せやぞ！！！！！！」というコネシマさんの大声が聞こえる。
…インカム越しというのを、この人たちはいつになったら理解してくれるのか。耳が壊れそう。
ロボロさんも同じことを思ったらしく、すぅ！っと大きく息を吸い込んだ。
「うるさいんじゃあほんだらぁぁぁぁぁぁぁ！！！！、！！！！！！！！！！！！！」
前言撤回、ここにも理解してない人がひとりいました。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
「え、ロボロうっさ」
「なんやあいつ」
「ホビットやからな」
「「そこはホビット関係ないやろ」」
「え？そうなん？」
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杠葉 - 初めまして、とても素敵な作品でした…！占ツクの小説で初めて泣いてしまいました。これから全力で応援させて頂きます…！ (2022年1月22日 3時) (
レス) @page40 id: 2d4f53e34e (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - ネイトさん» 了解です！リクエストありがとうございます！！ (2020年12月29日 4時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト - 雲雀さん» なるほど！ありがとうございます！リクエストが「帰った後にみんなに説教される」みたいな感じなのってお願い出来ますか？ (2020年12月29日 0時) (レス) id: 58c935ec98 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - 月宮さん» 月宮さん、コメントありがとうございます！これからも精進して行きますゆえ、続編も楽しんでいただけると幸いです！ (2020年12月28日 20時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 完結おめでとうございます！続編も楽しんで見させて頂きます！これからも頑張ってください。 (2020年12月28日 20時) (レス) id: a0f47df358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2020年12月4日 2時
