7、さあ探検だ ページ9
Aside
笑いながらコネシマさんとゾムさんが、トントンさんを医務室に連れていったのを見届けて、私は城内を散歩することにした。
しかし、この広い城内をひとりは、さすがに気が引ける。迷子になる気しかない。
「?どしたん?」「捜し物っすか?」『あっ、と、ショッピさんに、チーノさん』
どうしたんですか?と手を差し出してくれるショッピさんと、心配そうな、探るような目をするチーノさん。
素直に事を告げれば、「あぁ、そんなら俺らが案内するっすよ?」とショッピさんが私の手を握る。
『えっ!?ご迷惑じゃないですか!?』「俺ら暇ですし、迷惑とか考えなくていいんすよ?」何故か得意げなチーノさんと、ずんずん進むショッピさんに、私は甘えることにして着いていくことにした。
「にしても、メイド服めちゃくちゃ似合ってますよ」しれっとショッピさんが私の服を褒めてくれる。「あ、ホンマやメイド服着てる!後で写真撮らせてくださいね!」チーノさんが嬉しそうに私の空いている方の手を握った。
なんだか、ここにはいい人ばかりで笑顔が思わず零れる。
『そういえば、どこに向かってるんですか?』「まずはトントンさんの容態見がてら、医務室行きますかね」「それがええな」
たしかに、私もトントンさんが心配だ。
鼻血出してたし、頭も打ってた。
これは病気か?書類のやりすぎ?
なんにせよ後で書類はお手伝いしよう。
「そうえば、医務室にはしんぺい神さんが居ますね」『しんぺ…?』「自己紹介の時にも医務室に居たんすよ!優しい人なんで大丈夫ですよ!」
そうだった、まだ2人会ってない人が居るんだった。
どんな人かな?優しい人だといいな…
そんな思いを胸に、チーノさんとショッピさんと医務室に向かった。

1042人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雲雀(プロフ) - わらび餅ィさん» なんとも嬉しい言葉…!これからも頑張ります!! (11月28日 18時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ィ(プロフ) - 雲雀さん» こう言う系あまり読まないからどうだろうとか思ってた自分を殴りたいくらい面白いので頑張ってください! (11月28日 14時) (レス) id: a2949d225d (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - わらび餅ィさん» わらび餅さん、返信遅れてしまい申し訳ございません!はわ〜!!ありがとうございます!!これからもどうぞよろしくお願いします!!面白いお話を皆さんに届けられるよう頑張ります!! (11月28日 14時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ィ(プロフ) - こんばんは!物語面白いからいつも読ませて貰ってます!ランキング1位おめでとう御座います! (11月25日 18時) (レス) id: 41f911fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雲雀 | 作成日時:2020年11月21日 1時