5、国と幹部とついていけない私 ページ7
Aside
一悶着あって、今私は誘拐先の国にいます。
あんな大口切ってしまったのだが、私これ誘拐なんだよな、拷問されてもおかしくないじゃないかと顔を青ざめさせる。
「…顔色ごっつ悪いけどどしたん？」赤マフラーさんがこちらを心配そうに見てくる。
黙ってた方がいいのだろうか、しかし声からからかう様なのは感じられない。
『いや…誘拐って聞いたので拷問されてしまうのかと…』と私が正直に話せば、赤マフラーさんはにこりと顔をやわらげ「そんなんせんよ、後でちゃんと説明したるからな」なんて言ってくれた。良かった。
それにしても、我々国というのは、バカでかい国である。城下町は賑わい城は高くそびえ立っている。
中を歩いている時の赤カーペットも、なんともいい質のもので。少し身を縮こませていれば、大きい扉の部屋の前に着く。
「ここには幹部を集めておいた。自己紹介も頼むゾ」
金髪の人が頭を撫でた後に、扉を開け放つ。
中でワイワイと騒いでた人達が、ぴたっと静かになり、こちらを見る。威圧感すごいな。
「っっっっ、べっぴんさんやないかぁ！！！！！」
威圧的な空気をぶち破って、ユニフォームのような服を着た彼がそう叫んだ。
「静かにせんかいシッマ、自己紹介せんと怖がられるぞ」「おぉ悪かったな！俺はコネシマや！」ユニフォームさんはコネシマ、と言うらしい。
スーツさんは鬱先生、天と書いた布を顔にかぶしているのはロボロさん、ニット帽はシャオロンさん、優しそうな雰囲気の方はオスマンさん、白軍服はひとらんらんさん、ヘルメットさんはショッピさんで、ぐるぐるメガネはチーノさん、ベストを着ているのがエーミールさんで、緑色のフードがゾムさん。あと2人、遠征中の人と、不在の人がいるらしい。
そして、
「いきなりホンマにすまんなぁ」と謝る赤マフラーさんがトントンさんで、「よろしくな！！」と笑う金髪がグルッペンさんだそうだ。
人が多くて名前覚えるのが大変そうだな…。
それよりも
『私、ここの国で何すればいいですか…？』と言う問いかけに、全員の動きが止まる。え、怖いな。
「考えてなかったな」グルッペンさんがうーん、と少し悩んだあと、「しばらくは居てくれるだけでええな」とこちらを向く。
…少しずつ、書類の片付けでも手伝おうかな。
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雲雀(プロフ) - わらび餅ｨさん» なんとも嬉しい言葉…！これからも頑張ります！！ (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - 雲雀さん» こう言う系あまり読まないからどうだろうとか思ってた自分を殴りたいくらい面白いので頑張ってください！ (2020年11月28日 14時) (レス) id: a2949d225d (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - わらび餅ｨさん» わらび餅さん、返信遅れてしまい申し訳ございません！はわ〜！！ありがとうございます！！これからもどうぞよろしくお願いします！！面白いお話を皆さんに届けられるよう頑張ります！！ (2020年11月28日 14時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - こんばんは！物語面白いからいつも読ませて貰ってます！ランキング1位おめでとう御座います！ (2020年11月25日 18時) (レス) id: 41f911fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2020年11月21日 1時
