26、何にしようか ページ29
Aside
「ほな、また後でな〜」『ありがとうございました！』ぺこりと頭を下げると、そこまでしなくてええよ！？と焦るロボロさん。
ロボロさんにはとても素敵なところに連れていってもらった。
今度1人で行って、皆さんに花冠を作ろうかな。
なんて事を考えながら、仕事があると言うロボロさんと分かれる。
…さて何しよう…と腕時計(鬱先生さんが私にくれた)を見ると、5時を指している。
かなりロボロさんと一緒にいたのだな、と思いながら、私はひとつ思いつく。
ちらりとキッチンを覗くと、顎に手を当て悩むような仕草を見せるコネシマさん。そう。私が思いついたのは夕食作りのお手伝いだ。
『コネシマさん！』と呼びかければ、こちらを向いたコネシマさん。
私だとわかるなりすごく嬉しそうな笑みを浮かべながら「なんやなんやAやんけー！」と頭を撫でてくれる。
『夕食作るのお手伝いしたいです！』と単刀直入に言えば、一気に表情が明るくなるコネシマさん。
「ホンマか！？実は一緒に作るはずのトントンが全く来おへんくてな〜。」助かるわ〜と笑うコネシマさん。
…トントンさんを寝かせたのは(ほぼ)私だから余計に手伝わなければ…。
使命感に追われつつ、コネシマさんの隣に並ぶ。
…何作るんだろ。
『…コネシマさん、』「お？」『何作るんですか？』「カレーは決まったんやけどな」『カレー！』美味しいですよね！と言えば「せやろ！鮭も入れるつもりやで」と笑うコネシマさん。
鮭？？？カレーに？？鮭？？？？？？？
『鮭は…ちょっと…』「ちゃう？」『うーん…』「…確かにちゃうな」うーん、と渋い顔で唸るコネシマさん。
鮭好きなんだっけ？……だったら！
『コネシマさん、今日はカレーとシチューにしませんか？』「お！ええなぁ！」『ちなみに、シチューは鮭入りです！』私がにっこりと笑えば、コネシマさんは顔を輝かせて思い切り「ええなぁ！！！」と大声で言った。
その日の夕食は、皆さんが沢山褒めてくれました。
飴やマカロンを貰えてホクホクしている私に、コネシマさんが向かってくる。
「ほんま助かったわ！ありがとな！！」『いえいえ！私も楽しかったですし！』「ん、手出せ」コネシマさんがずいっと何かを差し出してくる。私が大人しく手を出せば、手に綺麗な貝殻がころりと乗った。
「今日のお駄賃代わりや！やるで。」『っ…ありがとうございます！』
私が顔を輝かせれば、なんとも嬉しそうに笑ったコネシマさんだった。
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雲雀(プロフ) - わらび餅ｨさん» なんとも嬉しい言葉…！これからも頑張ります！！ (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - 雲雀さん» こう言う系あまり読まないからどうだろうとか思ってた自分を殴りたいくらい面白いので頑張ってください！ (2020年11月28日 14時) (レス) id: a2949d225d (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - わらび餅ｨさん» わらび餅さん、返信遅れてしまい申し訳ございません！はわ〜！！ありがとうございます！！これからもどうぞよろしくお願いします！！面白いお話を皆さんに届けられるよう頑張ります！！ (2020年11月28日 14時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - こんばんは！物語面白いからいつも読ませて貰ってます！ランキング1位おめでとう御座います！ (2020年11月25日 18時) (レス) id: 41f911fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2020年11月21日 1時
