14、ちょっと早めの夕食 ページ16
コネシマside
あ、どうもコネシマです。
さっきまで俺とゾムとひとらんとAで畑仕事しててな、そして今は17時。
ちょっと早いがもう夕食にするとの内線が入ったので4人で移動しとる。
いや〜、飯食ったら医務室行かなあかんな。
ひよこなめてたらアカンで、ほんま。
「今日の夕食何やろなあ」「鮭や鮭。お前ら鮭に決まっとるやろ。」「コネシマは毎回鮭って言うよね。」
そんな毎日鮭は出ないよ、とひとらん。
知っとるわそんなん。
「そうえばA、ちゃんと飯食っとったんか？」
俺がふとAに聞くと、Aは少し悩んだ様な顔を見せたあと、『最後に食べたの、確か1週間は前ですね』と冷静に述べる。
ｲｯｼｭｳｶﾝ？？？？？？？？？？？？？？？
「ちょ待てい！！Aそらほんまかぁ！？」
俺が勢いよく肩を掴んで、揺さぶるように聞けば、首をぐわんぐわんと揺らしながらも、『ほ、本当です』と答えるA。
「今日から朝昼夜ってちゃんと食わんとダメやで」
ゾムが真顔で言えば、その真顔に影響されたようで、『そうですね…食べます』と真顔で返すA。
ゾムお前の真顔説得力ありすぎやろ。
そんなふうに話をしていれば、食堂に着いた。
ゾムと俺の間に当然のようにちょこんとAが座る。なんやこいつ可愛いな。
大先生が喚いているのは、気づかんかった事にしよう。
今日の夕食はどうやら、鳥の唐揚げにほうれん草のおひたし。きんぴらごぼうにお麩と大根の味噌汁、そしてご飯だった。
いただきますの声とともに、皆が食べ始める。
「はぇ〜、あいつらも育てたらこんなおいしくなるんかなぁ」と、左隣から怖い声が聞こえる。ゾム、少しはひよこに愛着ってもんが無いんけ？
「これは一郎、二郎…そしてピヨリーナ…皆美味しく育ったんだね…」右隣のひとらんがしみじみと食べている。
1人名前おかしいやろ。
ふとAの方を見れば、まだ少ししか食べてないのに、箸を置いて満足そうな顔をしている。
「なんやA。もう食べんのか？」と俺が声をかければ、『久しぶりのご飯でして…』おなかいっぱいになってしまいました、と控えめに笑うA。
「…もう少しいけるで」ゾムがきんぴらを口に運んでいく。
「せやぞ」と俺も便乗して唐揚げを口の近くに運ぶ。
『えっ！？』Aがなにか言おうと口を開いた瞬間に、ふたつを突っ込んだ。
と、同時に俺とゾムの頭にゲンコツが降り注いだ。
「お前らええ加減にせえ！！！！！」
15、童○って、なんだ？→←13、畑と動物とコネシマさん ＋ちょっとした追記
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雲雀(プロフ) - わらび餅ｨさん» なんとも嬉しい言葉…！これからも頑張ります！！ (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - 雲雀さん» こう言う系あまり読まないからどうだろうとか思ってた自分を殴りたいくらい面白いので頑張ってください！ (2020年11月28日 14時) (レス) id: a2949d225d (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - わらび餅ｨさん» わらび餅さん、返信遅れてしまい申し訳ございません！はわ〜！！ありがとうございます！！これからもどうぞよろしくお願いします！！面白いお話を皆さんに届けられるよう頑張ります！！ (2020年11月28日 14時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - こんばんは！物語面白いからいつも読ませて貰ってます！ランキング1位おめでとう御座います！ (2020年11月25日 18時) (レス) id: 41f911fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2020年11月21日 1時
