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「おい」
「わ、びっくりした」
急に声を掛けられビックリしてパッと顔を上げる。
携帯の画面を見たまま色々と考えていたから、
松村と一緒に居ることをすっかり忘れていた。
「佐藤は何線乗って帰るの？」
「えっと、〇〇線だよ」
気付いたらもう駅に着いていたようで、
てか、いつの間にこんなに歩いてたんだな私。
松村には絶対に軽蔑されただろうし、
彼から話しかけてくる事なんてないと思ってた。
ちらっと松村を横目で見るとさっきの事は特に気にしている様子もなく駅の時刻表を眺めていた。
あれ怒ってなさそう？
まあ、怒る理由なんてないか。
松村からしたら他人事だし、
私はただの同期だ。
「って、松村も〇〇方面？！」
同じ方向にまたしても一緒に歩く松村にそう話しかける。
「あーそうみたいだね」
松村も少し気まずそうな顔をしながらこちらを一瞬だけ見て前を向いた。
流石にこの辺りは都会だし、
電車の数も多いから全く同じ電車に乗るとは思ってなかった。
こういうのを世間一般的には運命とでもいうのかな。
それともただの偶然？
まあ、私と松村に限っては圧倒的後者だろう。
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つくね(プロフ) - 榛名さん» コメントありがとうございます。段々と松村が行動していくので楽しみに待って頂けると光栄です！ (2021年10月31日 0時) (
レス) id: a9a3fb45a1 (このIDを非表示/違反報告)
榛名 - 松村との恋の行方も気になるけど全裸待機します！！！、 (2021年10月28日 23時) (レス) @page24 id: ec0e9967f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つくね
| 作成日時：2021年10月14日 0時
