10.ツンデレ？ ページ10
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それからなんとなく斜め前の席に座っている京本さんとは変にこっちが意識してしまって視線を合わせずらくなった。
っていうのも彼との会話が弾むことが無くあっけなく終了してしまって気まずくなったってだけの理由。
だから結局、慎ちゃんとまたおしゃべりタイムが始まるわけで
でも一応女子だし何もしないでただその場に座って居るだけっていうのも申し訳なくて
私も何か手伝いましょうか？
ってキッチンにいた�眞呂気鵑僚蠅亡蕕鮟个靴栃垢い燭蠅靴燭鵑世韻�...
「先に食べてていいよ、こっちはジェシーも居るし任せて」と言われてしまった。
うん、仕方がない。
ここはもう大人しく元の席に戻っておこう。
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「あ、」
思わず声が漏れてしまった。
さっきまで私の座っていた席に無愛想な男の人が腰を掛けてつまんなそうに携帯をいじる姿が目についた。
名前は....松村さんだっけ。
まず彼もちゃんとこういう場に来るって事に
驚いてしまった。
イメージ的に絶対に来なそうなのにね。
ってそれよりこの状況をどうすればいいの？
好きな席に自由に座っていくスタイルなのか、
決まった席があるのか。
まだこの家のルールが分かっていなくて困ってしまう。
そこ私が座っていたんで退いて下さい、と言うのは普通に考えておかしい。
そもそも私がこの家に来る前までの松村さんの席だったのかもしれないし、
かといって京本さんの隣に座るのも躊躇ってしまう。
あれから目を合わせずらいし。
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「おーいAちゃん早くおいでよー！」
慎ちゃんの声で携帯に目を向けていた松村さんの視線が私に向けられた。
「...えっと」
正直、何処に座ればいいか迷うな。
見た感じでは
ジェシーくんと�眞呂気鵑寮覆砲牢�に物が置かれていて座れなそうだし.....
どうしようか。
ジーっと私を見る松村さんからの視線が怖くなってきて思わず下を向く。
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「悪い、ここあんたの席か」
ん？
なんか私が想像していた感じと違うような？
恐る恐る顔を上げてみると、
松村さんは京本さんの隣の席に移動してくれている。
「わざわざすみません」
そう松村さんに頭を下げながら言うと
チラッとこっちを見て「あーうん」って意外にも素直な返事。
松村さんってツンデレなの？
彼に対して益々謎が深まりながらも席についた。
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作者名：つくね
| 作成日時：2021年5月26日 15時
