06.年下男子の魅力 ページ6
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「あ、そうだ自己紹介忘れてたね。
森本慎太郎です。よろしくー」
そう言って握手を求めて来る彼に
呆気にとられながらも両手で握手を交わす。
ギュッと手を強めに握られているからかドキッとする。
「慎太郎はこの家で1番年下なんだよ」
ジェシーくんが森本くんの肩を組みながらそう話す。
え、年下なんだ。
なんかいい意味でガタイがいいっていうか、
The漢って感じがする。
「慎ちゃんって呼んでよ、てかそう呼ばれたい願望あり？」
そうノリノリでそう私に話しかけてくる。
なんだかクセが強い2人だけど悪い人ではなさそう。
「慎ちゃん、？」
私がそう呟くと嬉しそうにあざーっすと叫ぶ。
そんな事で喜ぶとは思いもしなくて年下男子の可愛さに少し胸がやられてしまった。
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「あ、そうだ。聞いてる？Aちゃんの隣の部屋ね、きょもっていうヤツなんだけどうるさいのとか嫌いだから気をつけてね？」
慎ちゃんが私の隣の部屋を指しながらそう言う。
「あははは、いやそれお前にだけは言われたくなくね？」
「ジェシーにも言われたくないわ」
なんか2人でわちゃわちゃしてるけど
お隣さんが気難しい人だということだけは何となく伝わった。
あれ、てか今さり気なく慎ちゃんにAちゃん呼びされたよね？
でもなんか悪い気はしなかった。
慎ちゃんだから？
これが年下男子の魅力か。
恐るべし.....、
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作者名：つくね
| 作成日時：2021年5月26日 15時
