33.就職祝い ページ33
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「折角だし集まれるメンバーみんなで佐藤さんの就職祝いでもしようか」
「…え！そんなのしなくって大丈夫ですよ」
�眞呂気鵑�いきなりそんなことを言い出すから慌てて遠慮する。
だって私ひとりで何もしてないのに…
そもそもこんなことでお祝いする程でもない。
全部慎ちゃんのおかげだし。
「おーそれいいねー！缶ビール家に沢山常備してあるからそれで乾杯しようよ」
慎ちゃんは早く呑もうぜ！とノリノリで冷蔵庫を開け確認しながら話す。
「お酒を常備してんのは俺なんだけどな」
そう呟いた�眞呂気鵑�少し不服そうな顔をして慎ちゃんの方を見てる。
…なんかこれはもう断れるような雰囲気じゃないっぽい。
それに慎ちゃんは絶対に朝から呑む気満々だよね、この感じだと。
「あーでも慎太郎と呑むと面倒臭いからやだ」
�眞呂気鵑�慎ちゃんの方を見て嫌そうな顔をすると慎ちゃんは「そんな事言うなよ！」って彼に抱きつく。
「だから近い近い、離れろって」
�眞呂気鵑六箘奮阿僚賛佑砲賄�たりが強めな気がする。
男同士だからそうなるのかな？
…でもなんでこんなに心がほのぼのする光景なんだろう。
もしかして、この2人からは癒し効果でも出ているのかなと思うくらい。
「そうだ！ジェシーも起きてるから呼ぼーっと」
�眞呂気鵑吠�きついてウザ絡みをしていた慎ちゃんがぱっといきなり離れたかと思えば駆け足で2階に上がってく。
「アイツの切り替えの早さどうなってんだよ」
ヤレヤレ、と弟を見るような目線で慎ちゃんを見てそう呟く�眞呂気鵝�
って事はここにジェシーくんも来るのかな？
彼も来るとなったらもっと騒がしくなりそう…
心の準備はしとこ。
「あの…�眞呂気鵝△海譴辰督�から呑む感じになるんですかね？」
「んーそうなりそうだよね」
「あはは、ですよね…」
「佐藤さん大丈夫そう？」
「はい、普通の女の人より自分はお酒は強い方だと思ってるので」
リビングに取り残された私と�眞呂気鵝�
こんな会話をしながらお互い顔を見合わせて苦笑い。
昨日のお酒がまだ抜けてない気はしていたけど、この場の空気を読んで私は結局承諾をしてしまった。
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作者名：つくね
| 作成日時：2021年5月26日 15時
