とある軍の幹部事情！

第９話　byナガンレア ページ10

「いやー、朝から説教とか…怖い怖い」

独り言をつぶやき、少しだけ身震いをする。
ま、まぁ…いいや。今私は訓練をサボって屋根の上に居座っている。
これはこれで説教を受けそうな気がするけど気にしない気にしない！

訓練をサボった理由は……いや、特にない！気まぐれ！
このまま過ごしているだけだとあれだし、愛用の銃の手入れでもしていようかな。
…と思っていたけれど、何も持っていなかった。
はぁ〜、どうしようかな。取りに行こうかな？

訓練場の方をチラッと見ることにした……あ、これ、私を探している。
う〜ん、どうしよう。多分これ時間の問題だよね。

「これは…場所移動しないと見つかる…！」

と言う事で、屋根から飛び降りる事にした。
多少高い所だけどきっと大丈夫！こんな事はよくあった事だ！

少し助走を付けて屋根の上から飛んだ。
…あ、これマズい。
着地が上手くいかずに落ちた。

結構な音がして私を探していた兵士達が集まってくる。

「ナガンさん！？大丈夫ですか！？」
「あっはは、大丈夫大丈夫！さてと、訓練しようかな」

はぁ…訓練は免れないのか…仕方が無いね。
着地ミスで足が痛い様な気がするけど、多分すぐ治るでしょ！

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その足の痛みが捻挫の痛みだと気づいたのは数分後。
そして捻挫がバレて逃走し始めるのは数十分後。

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