第20話 byクロ ページ23
敵の陣地まで行くのに約1時間半、司令搭を占領するのに5分掛かった。
今ある武器は私のナイフ10本のみとは……流石に厳しい。
シーナがテキパキとパソコンで敵の配置、数、敷地内の地図等を回収していると、いきなり立ち上がり叫ぶ。
「あ、え？なんで…！？」
何事かと思い画面を覗き込むと其処には兵士に囲まれたアルベルト本人が写っていた。
「アルの爺さん？！」
何で？と考えを巡らせていると後ろから「ダルマサンが」と聞こえてきた。
「転んだぁ！」
え？と、声がした方向を見るとチシャ猫のような笑みを貼り付けた軍人がたっていた。
なんで？！さっきまで気配のひとつもしなかったのに？
刹那、硝子割れシーナが体の半分以上を外に出していた。ここは20階。落ちれば助からない
「シーナァァア！！」
シーナが伸ばした手を掴もうとしたが、視界が反転し地面に叩きつけられた
仰向けになり肺辺りに足を乗せ全体重が掛けられ、右腕を回らない方向にまげられる
「__ガハァッ?!
肺が圧迫され、腕を折られた。
肩に激痛が走り、動かない
「さーて、次はどうしようか？」
チシャ猫はケタケタと笑い髪で持ち上げる。
必死に男に蹴りを入れるが効果がないようだ。
「仕返しな、」
低い声が聞こえた後、
コンクリートの壁に叩きつけられる。
一回では無く、何十回も叩きつけられる。そして殴られる。
口が切れ血が垂れる。痛い、苦しい。
離して欲しくて、ナイフで男の首筋を刺すが力が弱く効果がない。
男は小さく笑い首を絞める手に力をこめて閉め始めた。
「……ぁ、………」
苦しい。
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい。
消え行く意識の中、
いつ以来たろうか？
こんなに苦しい思いをしたのは
下で小さくなり赤いペンキの円を作っているシーナが見え視界がゆがんだ。
また、守れないの？
仲間の一人さえも
敵のせいで？
いや、違う。
弱い、私のせいだ。
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らなこな(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます！一応続編できました！リンク載せときますね (2019年10月14日 15時) (
レス) id: f463428b23 (このIDを非表示/違反報告)
紫龍 - らなこなさん» 確か、50です。 (2019年10月14日 15時) (レス) id: ed1de518a2 (このIDを非表示/違反報告)
らなこな(プロフ) - 紫龍さん» 一個の作品に何個話が詰めれるんだっけ？ (2019年10月14日 15時) (レス) id: f463428b23 (このIDを非表示/違反報告)
紫龍 - 更新しました！続編作った方が良いかと思ったんですが、時間が無くて無理なんで作ってません。すみません… (2019年10月14日 15時) (レス) id: ed1de518a2 (このIDを非表示/違反報告)
時空のラテ(プロフ) - 紫龍さん» 私の所は台風ヤバかったけど平和ですー (2019年10月14日 14時) (レス) id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンレーム国幹部一同 x他4人 | 作者ホームページ：無い。
作成日時：2019年8月19日 9時
