とある軍の幹部事情！

第18話byウィル ページ21

散歩...いや、散歩と言うなの捜索をしていた。
スパイがいる事ぐらい僕も分かっている。
総統をナメてもらっちゃぁ困る。

「ここの階は異常なしっと」

ちょうど、軍の半分くらいを周り切った所だろう。
メールが来た。アルさんからだ。珍しい事ではないのだが、その時は嫌に寒気がした。

急いでメールの内容を確認すると
「今から敵に囚われてきます。レイブンが突撃するまで待っていてください」と書いてあったから

「...アルさんの馬鹿、帰ってきたら説教確定」

そう呟いて総統室に入って行く。
キムがどうしたの？と聞いてくる。

僕はその言葉を無視し、インカムに手を伸ばしながらこう言った。

「キム、みんなを集めろ。早くしてくれ」

キムは苦笑いをしながら

「分かったよ。」

みんなを呼びに行った。
キムがみんなを集めている間。
ご自慢の武器を持って手入れをしていた。

キュキュと金を研ぐ音だけが総統室に響く。

「...まぁ、メールだけは残しただけマシな方か。嫌な気はしていたが、やはり当たっていたか。これから、どうするか。まぁ、まずは敵を倒すか。アグネスに情報でもハックしてもらうか...あ〜あ、今回はどんな風にしてやろうか」

そんな事を呟いた。
そうすると扉が開いて

「ウィル、とりあえずみんなを集めたよ。殺意しまいなよ。」

「うん！分かってるって」

そんな事を言いながら総統室から出て行く。
爪をガリッと噛んだ。
そうでもしないと、基地をぶっ壊しそうだ。

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