とある軍の幹部事情！Story3 (ページ10)

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第99話　by罪人。ページ10

「…国民にどう説明su
るつもりなの」
ラファエルの一言で皆の目線がクロに集まる。

クロは立ち上がり窓を開け、ポケットに入れていたサンレーム用のインカムとは異なる白いインカムを取り出し悪童の様にニヤリと笑った。

「ちゃんと手は打ってる。
………最悪の方法とやら、だけど。」

「ﾒﾃﾞｰ非道の罪人、レスター・コナー後は頼んだよ。報酬…後で此処、抜けるから。…じゃ。」
*****

白いインカムは悪童の声をしっかりと拾ってくれていた。

____さぁ、罪人達の遊びの開幕さぁ！

烏の羽かの様に真っ黒なマントを翻し街の中心にある噴水にあらかじめ取り付けておいた仕掛けを作動させる。

作動させ、数秒待つと噴水からは赤い水が出てきた。
一人、また一人とそれに気付き叫ぶ。中には泣き出す幼児も居た。

もう一人の悪童は真っ赤な噴水の前に立ち、威嚇発砲をする。
国民達の怯えた視線が自分の方に集まる。

「うふふふ！僕は、此処のトップを拉致した人なんだぜ！軍の者に伝くれよ、返して欲しいなら来いよって！！」
何時もの様に、人々に自分の作品をみせびらかす様に話す。

『濡れ衣を着た』非道の罪人レスター・コナーは楽しそうに、笑いながら煙幕を放つ。

「そうだ、僕は君達の様な国民には興味ないからそんなに怯えなくて良いよ～」

それだけを言い残し路地裏に姿を消した。

「報酬はミモザ・スカーレッド……君だよ、クロ。後でちゃんと来るんだよ」

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語彙力上げないと…(震)

とりま、国民には罪人がウィル君を拉致したと伝えました～

一応、言い訳ね。最近、裏切りや囚われとかの設定(？)にドハマリした。