とある軍の幹部事情！Story3

第111話　byアイラル　 ページ22

side アイラル

クロ(さんを付ける！)…さんがシーナさんとルーシュに連れていかれた後、そのまま残された資料を見てみると、ノールが囚われた総領にインカムを渡すという内容だった。
でも、僕はノールではなくアイラルだ。
だが、ノールと僕は同じだし、持っていったっていいだろう。というか持っていかないといけない気がする…



というのが一日前。
今日、インカムを届けるのです！！
なんだこれ、性格に合わない…
まぁ、ノールくんさんが「ウィル総領にインカム(有能)を持っていってね！絶対だよ！」とかなんか言われたしね…
まぁ行くけど。
ということで、ただいま囚われし総領の居る場所へ向かってるのですが、ここまで一度も怪しまれてないんですよ。
変装の力ってすげー
その見返りかわからないのだが、今、物凄く道に迷ったのである。どうしましょ。
と言うことで、道に迷った時の為に渡されたインカムを使う事にした。
繋がったのはルーシュで、僕が行っているのを知らなかったらしく、
「なんでアイラルなの！？なんで！？」
みたいに凄いキョドってたけど、しょうがないわ、これは。
まぁ、少しルーシュが落ち着いた所で、今僕が居る場所と、向かう場所を指示して貰い、そこで僕は一つ驚いた事がある。


…いままで来てた方向と真逆じゃねぇか…

「すまんルーシュ、いままで来てた方向と真逆だったわ」
「なにしてんのアイラル！？なんか遠いと思ってたけど！分かってやってんのかと思ってた！」
「まぁ、とりあえず向かうよ…」
「ちょいちょい、そっちの向きじゃない！」
とかうんたらかんたらしながら敵の本拠地に出向く。



数時間して、やっと敵軍基地につくが、事前にある薮医者らしき人から貰った薬、
「ﾃｯﾃﾚｰサプリメント〜」
ルーシュいわく飲んでみる価値はあるとのこと。僕的には飲みたくないが…しょうがないな。

…ん？何か人影が見える…あれは…


ノール？

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