第109話 by アイラル ページ20
side アイラル
少し前にスパイを倒した僕、アイラル。
だが、その後良くわからん薮医者みたいな雰囲気がでてる人に身体検査をされた後、危険性がないと判断されて、今は基地の中を散策している。
ちなみに居るのは
だが、今は、少し違う気配に勘づいた。
「これは…あの、クロ・イレーザーとか言うスパイ疑惑が(自分の中で)ある奴か。」
遠くから見ると、機密情報らしき書類を持っている。
これは…ん?足、怪我をしているのか…?
動きを止めようとナイフをふるうと、何故か手に持っていたであろう資料を投げている。煙幕代わりだろうが、僕には関係無い!!
ほら、動けていない。
もうすぐ戦争があるのに…
「…やっぱり。今回、前線に立たない方が良い。足手まといになるから。」
「いや、誰だよお前。」
「ノール…?」
何でノールと間違われるのかが謎だ。
髪の色が真反対なのに…
「ノールと氣が似てる…いや、同じか?」
はぁ…間違われてるな、これ。
というかこの人怪我して血まで出てる。
「だから僕はノールのもう一つの人格、アイラル。あと、血出てる。」
…動かない。何か考えているのか?
「じゃあさ、其処に散らばっている書類を見ててアルさんからインカム貰ってウィルに渡すってのはノールかアイラルどっちに頼めば良いんだよ?」
別にそんな事より今はそのさ、怪我をどうにかしてくれ。
「その前に怪我、どうにかしたら」
「死なないから大丈夫だろ?」
ダメだこの人、話聞かない人だ。
そんなことを言っていると後ろから二人の気配がする。
これは…シーナとルーシュ、かな?
…ん?逃げようとしてる?
クロが壁に寄りかかりながら立ち上がる。
「治療、嫌いなのか?」
「まぁーね。それにあの二人は面倒だから逃げたい。」
あーあ、どうせあの二人から逃げられないのに。
宜しくって言われても…ねぇ?
その後僅か1分も経たないうちに、クロは二人に捕まり、喚きながら医務室に連行された。
彼女はひとつの大きな間違いがあった。
それは…
どう足あがいても、あの二人からは逃げられないのに、逃げようとしたからだ。
今頃二倍の量の治療がクロに施されている事だろう。
御愁傷様。
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時空のラテ(プロフ) - 皆様お久しぶりです。ようやく更新です。 (6月10日 14時) (レス) @page46 id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉@低浮上 - 梅雨瑠さん» こちらも…!ありがとうございます! (2020年10月18日 20時) (レス) id: 91c6fa7187 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨瑠 - 更新頑張ってくださいね!←読者 (2020年10月18日 9時) (レス) id: a2731c2f1a (このIDを非表示/違反報告)
らなこな@新しく始めました!(プロフ) - 臨海凛師さん» ふぁ!?読者様からのコメント...!読んでくれてありがとうございます! (2020年10月18日 8時) (レス) id: 6e36cc4795 (このIDを非表示/違反報告)
臨海凛師(プロフ) - 更新頑張ってください(読者) (2020年10月18日 6時) (レス) id: ad2c0a2c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サンレーム国幹部一同 x他3人 | 作者ホームページ:無い。
作成日時:2020年1月10日 22時