【続編！】 とある軍の幹部事情！

第90話　byウィル ページ49

僕はこの日。国事協定の国と外交をしていた。
まぁ向かうからの一方的なお願いってやつだ。

「だからぁ...何度言えば分かるのだ！私の国は君の国と軍事協定を結んでいるんだ！」

言っていた話と全く違う。
わざと話を引き延ばそうとしている感じがするのだ。そろそろイライラしだして言葉遣いも荒くなる。

そして、話始めてから1時間程経った。
向こうの国の外交官に異変があった。

「クックック...ハハハハハッ！お前が私達に突っかかってきたお陰で、お前の国に軍を送ることが出来たよ！」

「貴様ぁっ！騙したな！」

そうだ。わざと外交を引き延ばして軍を送るのを気づかせないようにしていたのだ。
人間、怒ると物事に集中出来なくなるのだ。
だから、俺も気づくのが遅れてしまったのだ。

「もういいっ！直ちにサンレーム国への攻撃をやめるのだ！でないと貴様の首は無くなると思え！」

相手の返答を待つ時間もなく、部屋から出て行く。
外には車があるがやはりバイクの方が良いと考えながら門に向かっていく。

しかし、そう上手くは行かなかった。
敵兵が部屋の前にいたのだ。しかも、20人以上だ。

「そんなすぐに帰すと思いましたか？でも、一度だけチャンスをあげましょう。貴方がこちらの軍に来るのなら3ヶ月間はサンレーム国には攻撃しません。さて、どうしますか？」

俺は今、自分がどんな状況に置かれたのかを理解したのだった。

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あけおめです〜

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