第65話 byウィル ページ24
「クロ。行くよ、僕たちの仲間を早く取り返そう」
クロに声をかけるも完全に自分の世界に入り込んでいて聞こえてはないだろう。クロは何も言わなくても自分で考えて動ける人だ。だから、聞こえなくても別に問題はないだろう。
流石にドレスを汚すのは気が引けるのでクロが見てないうちに女服に着替えておいた。えっ?誰の服かって?昔いた軍で使っていた服だよ。スパイに入る時とか使ってたんだよ。これもドレスなんだけどね
こっそりと軍施設の中に入り込んでいく。僕は先にナガンレアを探そう。シーナはクロに任せて先に行こう。
「まぁ、この服も汚したらダメだし....汚さないように頑張るか!」
そう言い廊下を進んでいく。長い廊下を歩き突き当たりを横に曲がると敵兵達がいた。う〜ん...見つかってもめんどくさいし...アルさん特製の目くらまし激辛爆弾でも投げておくか...
「え〜い!じゃあ!お先に失礼します〜」
激辛爆弾を投げると悲鳴をあげてバタバタと敵兵が倒れていく。よっしゃ〜これで汚さずに行けるぞ!
あの敵兵達はほっておいて先に進んでいく。そしたら目の前に兵士15体くらい出てきた。運悪すぎだろ..
「貴様!何故ここに入ってきてるんだ!女だからって容赦せずに殺させてもらうぜ!」
ああ、汚い汚い。喋んなや...汚れるだろ。
そう呟きながら敵兵にレイピアをドンドン刺していく。あくまでも血がかからないように注意しながらだ。あらかた片付いた時。ドレスがギュッと締め付けられるような気がした。
「一緒に死のうぜ!敵国の女幹部さんよぉ!」
急所を外したのか先程倒したはずの敵兵が立ち上がり血に濡れた手で僕の腰あたりを掴んできた。
勿論血もべっとり付く訳で...
「あ〜あ...折角ここまで汚さずに来たのに..最悪だ。死んで償えよ。馬鹿者が」
レイピアを深く相手の心臓に突き刺す。血飛沫が顔にかかる。後ろからはまだまだ敵兵の足音、息遣いが聞こえてくる。
「嗚呼、汚い汚い。汚れた手で僕を触らないでくれる...?」
いつからか、白く潔白であったドレスは赤黒く染まっていた。
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Noel*26(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/a1de7a53d2/ 作りました( ^ω^)初めてだったから不備があったら許してください。注射一回だけ免除にするんで。() (2020年1月10日 22時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
らなこな(プロフ) - Noel*26さん» いいよ〜 (2020年1月10日 21時) (レス) id: f463428b23 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - 続々編作っていいすか...story3がいいなあ (2020年1月10日 21時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
紫龍@トニック割り - 更新しました。((良い子の皆様はインフルエンザに気を付けて下さいね〜、マジで辛いw (2020年1月9日 22時) (レス) id: d104d608cb (このIDを非表示/違反報告)
紫龍@トニック割り - 更新しまーす。 (2020年1月7日 23時) (レス) id: d104d608cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サンレーム国幹部一同 x他5人 | 作者ホームページ:無い。
作成日時:2019年10月14日 15時