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「おはよう!今日も早いんだね!」
「朝から煩い。暑苦しい。」
「朝から酷い……!」
最近学校に来るのが早い瑞稀くん。
毎日なんだかんだ挨拶は返してくれてたのにとうとう挨拶もなくなった。
しゅんとして席につこうとすると小さく「…はよ」と瑞稀くんの声が。
「はい!おはようございます!」
「耳いいね、聞こえないかと思ったのに。」
「瑞稀くんの声は地球の裏側にいても聞こえるからね!」
「……はぁ、」
あ、ため息吐かれた。
心底うんざりしたような顔をする瑞稀くん。
そこへ麗ちゃんが登校してきた。
「朝から絶好調ね、A。」
「あ、麗ちゃんおはよう!」
「あのさ、あんた達ほんとに付き合ってるの?
全っ然見えないんだけど。」
私とうんざり顔の瑞稀くんを見ながら温度差すごいよ、なんて言う麗ちゃんに固まる私の体。
「な、なんでそんなこと言うの!?
ちゃんと付き合ってるから!…え、付き合ってるよね?瑞稀くん!」
「……。」
麗ちゃんに掴みかかるように問いかけ、隣の席に座る瑞稀くんにも尋ねるのに返ってくるのはうん、付き合ってるよ、なんて優しい返事ではなく、絶対零度の視線。
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みぃ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます!最近ちょっと行き詰まっててノロノロ更新でごめんなさい......(*_ _) (2020年3月18日 23時) (レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新待ってました!続き楽しみにしてます(^^) (2020年3月18日 21時) (レス) id: 57d452a263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ | 作成日時:2020年2月26日 0時