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「……っ、」
「え、何？」
「いや、井上くんの笑顔に撃ち抜かれた……」
「びっくりするくらい平常通りだね。」
「……そう？」
きっと井上くんが来てくれたからだよ、なんて口に出したら何故か泣きそうで言わなかったけど。
ありがとな、と呟いた彼の顔を見ると優しい顔で微笑んでるから熱くなる目頭を誤魔化すように顔を背けて何が？と呟き返した。
「俺の事陰口言わない人だと思う、とか色々いってたこと。」
「え……」
「はっきり言ってくれて嬉しかった。」
「……ん？」
「だから、ありがとな、」
「ん……え、えぇ！？」
「……っびっ、くりした、何？」
若干、というか結構泣きそうだったのにその前に重大なことに気付いてしまった。
「井上くん、もしかして全部聞いてたとか言わないよね？」
「……Aが反撃し出す直前くらいから聞いてたけど、」
「ほぼ全部じゃん！最悪……」
さすがに恥ずかしすぎる、と壁を伝って座り込んだ私に合わせて井上くんも目の前に座り込んでまた微笑む。
「最悪じゃないよ、俺は嬉しかったんだから。」
「……っ、」
中村からAが連れてかれたって聞いて追いかけてきて、すぐ助けに入ろうとしたら入るに入れなくなっちゃったくらい、といつもと比べて優しすぎる彼に明るく返したいのに、声が出ない。
それどころかその優しい微笑みから目を離すことができずに見つめ合ったまま、ただ時間が流れた。
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みぃ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！最近ちょっと行き詰まっててノロノロ更新でごめんなさい......(*_ _) (2020年3月18日 23時) (
レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新待ってました！続き楽しみにしてます(^^) (2020年3月18日 21時) (レス) id: 57d452a263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2020年2月26日 0時
