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「何か楽しそうなことやってるねえ。」
「い、いや、これは……」
振り下ろされる前に誰かの手によって止められた腕。
そして、一瞬で色を失った目の前の彼女達の顔と慌てたような声。
何より背後から感じるオーラが禍々しすぎて……
「……え、」
さっと振り返るとそこに立っていたのは見たことのない顔をした井上くんだった。
「ねえ、こんなとこで何してるの？」
「み、瑞稀くんこれは違うの！」
……何が違うんだろうか。
「何が違うの？」
たった今思ったことを言った井上くんに以心伝心したみたいと舞い上がる吞気な私とそんな私を見透かしたかのようにちらりと見て軽く鼻で笑う井上くん。
そして5人組に向き直った彼は正反対に冷たい顔をして彼女達に詰め寄る。
まるで守ってくれているかのように立っている彼の背中がいつもより大きく見えた。
「わ、私たちは瑞稀くんのために付きまとわないようにこの女に言ってただけで……」
「へえ、」
彼が纏う空気の温度が下がったような気がして寒気を催す私と比べて自分達のことで必死な彼女達は明らかに変わった井上くんの様子に気づくこともなく言葉を続ける。
「だって瑞稀くんも迷惑してたでしょ？
こんな知らない女に付きまとわれて。」
「……知らない女、ね。
迷惑？……まあ、そうか。」
「でしょ!?」
ほらね、やっぱり迷惑だって言ってるじゃん！と元気を取り戻した彼女達が私に向かって再び吐き始めた暴言を遮るかのように大きなため息をついた井上くんは近くにあった机を思い切り叩いた。
「い、井上くん……？」
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みぃ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！最近ちょっと行き詰まっててノロノロ更新でごめんなさい......(*_ _) (2020年3月18日 23時) (
レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新待ってました！続き楽しみにしてます(^^) (2020年3月18日 21時) (レス) id: 57d452a263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2020年2月26日 0時
