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そういうことなら、と教室中の心配そうな視線が集まる中で普通にお弁当を出して麗ちゃんとのお喋りを再開する。
「あのさ、アイドルグループとか見てたらいつも思うけど奇数ってほんとにバランスいいよね。」
「え、何の話？」
「いや、あの５人見てたら５人組アイドルのバナナナナナ思い出した。
まあレベルが違いすぎるけど。」
ちなみに私は井上くんに似てるから鈴木シンデレラちゃん推し。
そう付け加えてさっき言った自分の言葉に思わず自分で吹き出すと同じように肩を震わせながら麗ちゃんが辞めなよ、あの感じじゃバレたら何されるかわかんないよ、なんて言う。
「麗ちゃんだって笑ってんじゃん。」
「私はいいの。別に呼び出されてるわけじゃないから。」
「……じゃあ違う話する？」
「そうだね。
さっきまで何の話してたっけ。」
思い出すように空をしばらく見つめていた麗ちゃんは急に顔をしかめてやっぱいい、思い出さないで、面倒くさそうな話だったから、と言った。
……が、もう手遅れ。
「思い出した！」
「……うわ、最悪。」
井上くんが世界一かっこいいって話だったよね、大事なところで遮られちゃったんだった。
……じゃあ、気を取り直して……
「麗ちゃん、思い出したよ！
井上くんは世界一かっこい……、」
「ねえ、」
「あーまた遮られた……」
どうしても私は最後までは言わせてもらえないようで、空に消えたかっこいいという言葉に肩を落とすと後ろから聞こえたものすごく低い声。
「ねえ、あんたでしょ？猪狩Aって。」
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みぃ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！最近ちょっと行き詰まっててノロノロ更新でごめんなさい......(*_ _) (2020年3月18日 23時) (
レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新待ってました！続き楽しみにしてます(^^) (2020年3月18日 21時) (レス) id: 57d452a263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2020年2月26日 0時
