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事件も無事終息し、あの日どこかおかしかった井上くんの様子も次の日には何事もなかったかのように普通になっていて、私が毎日彼のところへアタックしに行く、そんな元通りの日々に戻った。
唯一変わったところと言えば……
「優斗ー」
「あ、瑞稀。どうかした？」
「悪い、ジャージ貸してくれない？
……あ、Aだ。何してるの？」
「……っ、」
こうやって優斗くんのところへきた時に私にも話しかけてくれるようになったことくらい。
……心臓に悪い。
そんな私の心臓以外(？)は平和だったある日の昼休みのこと。
「麗ちゃん！」
「何？……あ、井上の話なら聞かないから。」
あれ、新しい井上くんのエピソード話そうとしたのに。
ものすごく冷めた目で私を見る麗ちゃんに思わず詰め寄る。
「なんで！？楽しいじゃん！」
「それはAだけでしょ。
私は井上のことかっこいいともかわいいともおもったことないし。」
「い、井上くんはかっこいいよ！このせか……、」
「猪狩Aさん、いる？」
世界一かっこいいんだから！って麗ちゃんに伝えようとしたのにその声は大事なところで遮られた。
「……呼び出し？」
「だね。」
「…………告白かな。」
「なわけないでしょ。どっからどう見ても女子だわ。
しかもなぜか５人。」
何を言われるかはわかんないし、あの集団の女の子たちと話したこともないから何か気に障ることをした心当たりは全くない。
だけど入口から漂ってくる禍々しいオーラが決していい話ではないことを物語っているから……、
「……麗ちゃん、無視してもいいかな？」
「いいんじゃない？
ただ今猪狩Aは出払っております、ってことで。」
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みぃ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！最近ちょっと行き詰まっててノロノロ更新でごめんなさい......(*_ _) (2020年3月18日 23時) (
レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新待ってました！続き楽しみにしてます(^^) (2020年3月18日 21時) (レス) id: 57d452a263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2020年2月26日 0時
