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「……え、」
「え！？」
「えぇ！？」
……私、今何て…
自分でも知らないうちに零れていた言葉。
『え、』と瑞稀くんが呟いた直後の優斗くんと麗ちゃんが出した大声で我に返る。
「あ、いや、ちが、ちょっと待って…！」
いくらなんでも急すぎた。
気を付けて、と真っ直ぐに目を見て言われたら急激に湧き上がってきた『好き』という気持ち。
私この人が好きだと自覚すると同時に口に出ていた。
「あの、井上くん…」
「……」
「急にごめんなさい。
でも言ったことは本当だから。
…こんなタイミングで言うつもりなかったんだけど。」
困ったように頭を�惜く井上くん。
「あー、一応返事返すけどごめん、俺誰とも付き合う気ないから。」
「うん……」
やっぱり優斗くんが言ってたことは間違いだ。
私が好きだと伝えても彼は冷たくはならない。
「じゃあ、戻…」
「分かった。」
じゃあ戻るわと言いかけた井上くんの言葉を遮ると背を向けかけた彼が私を振り返った。
「井上くんに好きになってもらえるように頑張る！」
迷惑かもしれないし、きっとただの悪あがき。
でも自覚したばかりの恋心をそう簡単に諦めるわけにはいかなかった。
「……勝手にすれば」
ため息をついて今度こそ自分の教室に戻っていった彼。
「ほらね、やっぱり井上くんは優しいよ。」
「どこが！？」
─優斗くんは全然わかってくれないけど、彼はやっぱり優しい。
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みぃ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！最近ちょっと行き詰まっててノロノロ更新でごめんなさい......(*_ _) (2020年3月18日 23時) (
レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新待ってました！続き楽しみにしてます(^^) (2020年3月18日 21時) (レス) id: 57d452a263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2020年2月26日 0時
