りょうかたおもい M.I

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「…ひっ！」









私A、17歳。






とんでもない後悔に襲われております。








「Aちゃん、大丈夫？」



「…ん。」







心配そうな橋本くんの問いにまともに返す余裕もないほどの恐怖。








そんなに怖いなら手、繋ぐ？なんて橋本くんの誘いは恥ずかしいから断ったが正直手でもなんでもいいから何かに掴まりたくてしょうがない。







「…わぁっ！」







意地でも優美の言っていた『きゃー！』なんて可愛い反応はしたくなくて叫びたい気持ちを抑えるも、たった今出てきたゾンビによって完全に腰が抜けた。








「…うっ…。」







若干目に涙が浮かぶ。







橋本くんの手を繋ぐ誘いを断ったせいでなんの支えもない体は力が入らなくて床にへたりこんだ。







「Aちゃん！」



「…っ橋本くん…怖い…」







あまりの恐怖になりふり構えず、思わず橋本くんに助けを求める。








「えーと、Aちゃん立てる？」







その言葉に脚に力を入れるがそれも意味を成さない。








「…立て、ない…」








こんなことになったことがなくて困惑しながら伝えると、橋本くんは少し考えるような素振りを見せてから私の方へ腕を伸ばした。








「ちょっと失礼。」



「…へ？…わっ！」









急に高くなった視界。

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