02 ページ2
「…あ。」
隣の彼が不意に立ち上がって歩き出した。
どうやら何かの競技に出るようだ。
そして始まった玉入れは、彼のクラスと私のクラスの男子の試合のようで。
本当は自分のクラスを応援しないといけないと知りながら私は次々と玉を入れていく彼から目が離せなくなってしまった。
ゴールの下から手首を少し捻るように玉を投げ、的確に入れていく様子はまるでバスケのようで、もしかしてバスケやってるのかな、なんて思ったり。
結局彼は1回も玉を外さず、投げた玉は全部入り、私のクラスはあっけなく負けた。
「ちょ、Aちゃんなんで拍手してんの?
負けたのは私達のクラスだからね!?」
「…あ。間違えた。」
「えー?Aちゃん天然なの?」
本当は間違ってなんかない。
私が応援してたのは今クラスメートと笑顔でハイタッチをしている彼だから。
「…なんて名前なんだろ。」
「…え?なんか言った?」
「んーん、こっちの話。」
そう言った時、また隣に座った彼に頬を緩めながら私はまた競技の
応援に戻ったのだった。
668人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HiHiJets」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃ(プロフ) - ななっちょさん» まだ準備中なので準備ができたらお知らせします!もう少し待ってください(> <;) (2019年11月25日 16時) (レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
ななっちょ(プロフ) - 2 のパスワード教えて欲しいです! (2019年11月25日 11時) (レス) id: 43285b96af (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 美李愛さん» ありがとうございます!嬉しいです笑 (2019年11月23日 21時) (レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
美李愛(プロフ) - なんかドキドキするー! (2019年11月23日 20時) (レス) id: 0382d94ee9 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 三 村 さん» 初めまして!ありがとうございます!明日から定期考査なんで更新できないんですけどこれからもよろしくお願いします! (2019年11月18日 21時) (レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みぃ | 作成日時:2019年11月13日 17時