りょうかたおもい２ M.I

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「えっと、何で2人がいるの？」









2人とはシフトが被ってなかったはず。









「人数足りないみたいだからヘルプに呼ばれちゃって。

まあ昨日思う存分遊んで今日は特にやりたいことないし俺は最初から一日中焼くつもりだったけど。」









そっか、１日中ね…。









こんな暑い中大変ですね、じゃあ私はあっちで、と違うコンロの方へ避難しようとした私の肩をがっつりと掴んだ涼くん。









「Aちゃんも今日１日暇でしょ？」


「いや、そんなこと…」


「だつて優美ちゃんシフト終わったら蒼弥とデートじゃん。

あ、なに、Aちゃんもデートの相手いるとか？」


「…いません、」









今日はやけに涼くんが意地悪というか強引な気がする。









でも私、シフト終わったら優美いないから1人か、どうしよう…









「１日働こうよ〜。

てか正直Aちゃんいたらみんな助かると思うよ。」









めっちゃ手際いいんでしょ、すごい評判だよ？そう続けた涼くんにニヤけそうになる。









褒められたら調子に乗るのは昔からの私の悪い癖だ。









「まあ、そこまで言うなら…？」









悪い癖と思いつつもそれにのってしまう私も私だけど、









「じゃあAちゃんはここで瑞稀とやってね、」


「…ん？」









それは聞いてないよ、涼くん。

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