サラちゃん ページ3
・
…ねれない。
ええ、考え事とは言ったけれど。
ケイジは寝ているのか寝ていないのか分からないが、とりあえず安静にしている。
…ダメだ、考えるとなると、やはり、思い出してしまう、
あの事
…助けられたハズなのに。
ぐっと拳を握りしめる。
頭を埋め尽くす後悔の文字に震えた。
…今。
そりゃあ人の死を目の前で見てしまった皆も心配だけれど
親友を 目の前で…殺された、
サラちゃんの精神状態が心配でならない。
このゲームは残酷だ。
実は生きてますよ展開があるというのなら別だけれど、
残念ながら私は今始まっているはずの【第2章】を知らない。
もちろん、レトさんも知らない。
電話も電源が切れてる。
…
とりあえず、サラちゃんの部屋に…
寝ているか分からないケイジを置いて、
ドアを開けた。
何部屋かあり、ドアの隙間から色々覗いてサラちゃんの部屋を見つけた。
…え？
『…』
｢…ああああ、すまない。あああああああ
あ！！ジョー！！
…すまない！！ジョー…！！｣
『…ッ、サラちゃん！』
部屋で暴れているサラちゃんの腰に抱きつき、必死にとめた。
ガラスが割れている。
破片に少しかすって頬が切れたが、サラちゃんはそれ以上に浅いが傷をおっている。
｢…？……A、さん？｣
『うん、ええ、うん、そうだよ』
｢…｣
私だと安心できないのか、若干の震えがあるサラちゃん。
するとサラちゃんの部屋のドアが開く音がした。
…振り返ると、ケイジ
｢ここは俺に任せて？
…サラちゃん、俺の声が分かるかい？
…とりあえずベットに座りな｣
そういったケイジに素直にうなづいたサラちゃん。
座ったサラちゃんに更にケイジがはなしかけた。
｢ここは3階さ 1人一室 個室を用意されてね
休憩しろってさ｣
｢そうだったんですか…｣
そうやっていろいろ話を進めていった2人。
私は黙って見守っていると、ふと視線を感じた。
｢…！！ごめんなさい！Aさん！｣
『…え？』
｢その頬の…！私ですよね…！？｣
本気で泣きそうな顔をしているサラちゃんの頭に手を置いた。
『だーいじょうぶだよ、問題ない。大丈夫！
こんなの痛くも痒くもないよ！』
安心させるように、
落ち着いて、
そう言った。
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理那(プロフ) - まだまだ待ってますーーーーー！！！！面白いですーーーーーー！！！！更新通知待ち続けますーーーーー！！！ (6月18日 14時) (
レス) id: 0e44700d3a (このIDを非表示/違反報告)
ハヅキ - レトルトさんがいて面白いです！頑張ってください！ (2021年8月23日 8時) (レス) id: 1470a3ac0d (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年6月3日 20時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
カミサマ(プロフ) - 好きだったから続きが気になります… (2021年5月10日 23時) (レス) id: a4ea68882f (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 更新停止かぁ、、寂しいなぁ、、 (2021年3月27日 23時) (レス) id: 38b2452a14 (このIDを非表示/違反報告)
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