【龍ﾈ申】あのね、好きかも【短編集】

意識して欲しかっただけで　#15 ページ30

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「………ほんと、大塚さんが友人じゃなければ
バレーなんてやってなかったなぁってつくづく思います、最近」



「……デレ期？」



「違う(笑)
なんか最近ほんとに、ずっと思ってて…(笑)

今ここでこうして立ってられてるのも、
大塚さんが小学生の時に話しかけてくれたお陰だから…」



＿＿＿昔からの友人って偉大ですね…！



「(笑)
偉大ですね！(笑)」



「んふ(笑)

いや、俺のことだいすきやん！(笑)」



「だっ…(笑)

……いい友人を持ちました(笑)」



「いやそこはだいすきって言え」



「いやや」



「なんでやねん」



「ガチ感あるからやだ」



「……おま、そんなこと言うからガチ感出るんやで」



「だいすきは安売りしないって決めてるんで」



「なーーんなん！ケチ！
てか俺へのだいすきは安売りになるんかい！！

ほんならすきって言え！！」



「ねえ待ってなんでそんなに言わせたがるの？(笑)」



「……言ってや」



「……？(笑)

はあ、はいはいすきすき！
これでいい？」



「あっ………かん、照れるわ、これ」



「何がしたいん？」






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