【龍ﾈ申】あのね、好きかも【短編集】 (ページ13)

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優越感に浸る　#5 ページ13

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＿＿＿仲良しの2人だからわかる！お互いのこんな癖…とかはありますか？

「えーー…」

「あ、あんますか？
ないすか？

じゃあ俺からいくっす」

「なんも言ってないんだけど(笑)」

「Aさん、緊張したときとか不安ごとがあるときとか、
いつも手首触るんすよ」

「え、嘘」

「ほんまっす。
試合前とかインタビュー前とか、
こういう対談式のときとか。

いつも触られてますね」

＿＿＿A選手、もしかして無意識でした？

「むー…いしき、でしたね…
あんまり覚えてなくて……(笑)

え、あ、そうなんだ…
初めて知った、ありがとう(笑)
よく見てるね」

「そらもう。
Aさんのことなら誰でもわかるっす。

あ、でも。
緊張してるとき手首触るー言いましたけど、
最近は俺とおる時はあんま触ってないんすよね」

「えっ」

「Aさん、俺とおるの好きなんやーっておもてます(笑)」

＿＿＿言われてますけれども、いかがですか？(笑)

「いや、(笑)
……まじか、んふ(笑)

でも、…そうです、ね
最近は大塚くんと会う機会が多いので…
慣れたのかもしれないですね、きっと」

「お！嬉しい。シンプルに嬉しい。

ほなこの後お偉いさん方に言わんとダメですね。
これからは僕とAさんセットでメディア出ます！って(笑)」

「いや、それはいいかも」

「ガチトーンやめません？」

＿＿＿では逆に、A選手が気づいた大塚選手の癖はなにかございますか？

「…………………
そ………ですね……………」

「…え、なんすか。怖いんすけど

俺怒んないんで、なんでも言って欲しいす」

「いや……

癖を見抜けるほど大塚くんのこと見てこなかったなって(笑)」

「え、まじすか？

こんなことある？あれ？(笑)」

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