【銀魂】鬼兵隊と鬼殺隊って似てるよねって【鬼滅の刃】

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「いや、でも…っ…隊員同士でやり合うのは御法度で…！」



私の言葉に 上等だｧ！！ と叫びながら飛びかかってくる猪頭くん


自分も刀を抜いて構えた時、聞こえた声

え、そうなの？隊員同士ダメなの？
うちの知ってる警察さん、あれね、真選組。アイツら、特にマヨラーとドS野郎はいつも殺り合ってるけど？

あ…でもあれは総悟の一方的かな…


　
「余所見してんじゃねェ！！」


『やべ、ッ』



へんな考え事してたら蹴り飛ばされたわ

背中を木に打ち付けられて、え、木、凹んでるけど
蹴りの威力半端ないね猪頭くん…


『…背中一本逝ったなコレ…っ』



困った

御法度だなんて神威とかじゃ守らないだろうけど私は守るよ偉いからね
それに鬼殺隊やめたら多分帰れる術を探す手段が減る



だけどこのまま攻められ続きだと私の身体が先に死ぬ


力の入らない体を起こす


喧嘩ふっかけたの私だし、とりあえず箱は守らないとね




『おいで猪頭くん、私は素手で君と闘う』


「…あ？」



箱にズンズンと向かってお気に入りくんをガシガシと蹴る彼

声をかければ舐めてんのかみたいな表情で見られた



舐めてないよ、決して舐めてない




この子は強い





ってことで、

　

『骨一本分はやり返していいよね？』



割りに合わないし？なんて大人気ない事を言いながら走り出す


そして彼にやられたように私も脚を振り上げて彼の腹に



『どーんっ！』


「ッ！！？？」



蹴りを入れた




「え゛ッ、あの、骨、ミシミシッ！って音したけど！？」


『いやあ…これでお互い一本ずつじゃん？』




お気に入りくんがなんか言ってるけど気にしなあい



『あれ…猪頭くん、気失っちゃった？大丈夫？』




一方猪頭くんを見ればまだ起き上がらない

頭でも打ったかな…



心配だしとりあえず見てやるか、加減はしたからすぐ意識は戻ると思うんだけど



『猪頭くーん？生きてるー？』



おーい、なんて声をかけて彼の顔を覗き込む



そう、
その瞬間だった




「フンッ！！！！！」


『…ッ！？』



飛び起き上がったよコイツ


おいおい、頭はバーンッてきたよ
え、まって、頭割れてない？
衝撃凄かったよね？

頭がキーンって…あれ、視界がぼやけてきた…






「＿＿だから、この箱に手出しは＿ッ」




「威勢のいいこと言ったくせに＿＿＿」






段々と消えてく意識の中、最後に聞こえたのは2人の言い合いと痛々しい音





そのまま私は意識を手放した



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