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三話 ページ4

貴「さーてと!何処に行きたいですか?」

中「呉々(くれぐれ)も我々から離れないで下さいね?」

エ「はぁい!えっとね、先ずは此処に行きたいの!」

中也が云った直後、元気良く返事をするエリス嬢。その後、行きたい場所を指で指し示した。

貴「了解です。さ、行きましょうか。エリス嬢はどっちと手ェ繋ぎたいですか?」

エ「Aに抱っこして貰いたい、駄目?」

貴「ん゙っ……判りました。はい、どうぞ」

可愛いなァ、何て思いながら彼女を抱き上げると、中也が肘で軽く小突いてきた。

中「おい……俺に荷物全部持たせる気かよ」

貴「だな!俺はエリス嬢で手一杯だし!頑張って中也!」

パチンと片目を閉じてウインクすると、彼は露骨に顔を反らして舌打ちしやがった。

中「チッ……手前後で憶えてろよ」

貴「何が欲しいんですか?」

中「話し聞けや!」

中也を無視して店の中に入って行った。
だって中也の話し長いしぐちぐち五月蝿いし。エリス嬢が速く行こうって云ってたし俺悪くねェ

エ「ほら、中也も一緒に!私に似合うの探して!」

中「判りました、今行きます!」

遅れて彼も店の中に入って行った。


其れから色々な店を回って行った。途中、首領へのお土産を買いに行ったので、何だかんだ首領の事が好きなんだなァと思いました、まる

ついでにと、俺と中也に可愛いストラップを選んでくれたのだが……

貴「やッべ、可愛いすぎて場違い感が」

中「ふはっ、て、手前それ拳銃に付けンなよ。はははっ、笑って仕事にならねェ」

貴「え?中也の仕事の妨害出来ンのォ?じゃあ付けるわ」

中「おまっ、マジで止めろ」

エ「付けてくれるの?ふふ、嬉しいわ!」

貴「えぇ、付けさせて貰いますよ。有り難う御座います」

にこりと笑ってそう云うと、エリス嬢は満足そうににっこり笑った。
隣で中也が肩震わせてたけど何も見てない。

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作者名:宮野 x他1人 | 作成日時:2017年2月10日 21時

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