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「今日から新しい子が入ります。みなさん仲良くしてください。」



先生が話しているのに騒がしい教室。



「センセー、それって女?」

「そうですね。」

「またかよ。」

「どうせ、すぐやめるぜ。」



どーゆーこと?私、舐められてる?



「入っていいよ。」



少し青ざめた先生が言う。



大丈夫ですかね



「重岡Aです。よろしくお願いします。」



スマホいじってる人、友達と喋ってる人、寝てる人。



そんな中で、1人だけ女の子を見つけてホッとした。



「じゃあ、重岡さんは山田さんの隣で、
1時間目は数学です。移動がある人は、遅れないように。」



先生はそういうと、逃げるように教室から出て行った。



「Aちゃんだっけ。おいで、座りなよ。」



山田さん、クラスで私以外のたった1人の女の子が、呼んでくれた。



「よろしくね。私、山田涼です。呼び方はなんでもいいよ。」



遠目で見ても、美人だったけど、近くで見ると、もっとすごい。



カワイイ顔で、少し低めの声。



きっとモテモテなんだろうな、と思いきや



「りょーう、何いい子ぶってんの?」

「僕たちのことも紹介してよ。」


みんなに、というか涼ちゃんの周りの子に、やいのやいの言われてる。

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作者名:柚莉愛 | 作成日時:2018年2月8日 18時

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