拾捌話 ページ21
結は俺の問いに対し
静かに黙り込んでは
皿などを片付け始めた
そして、洗い終わったのか
俺の目の前に座っては
頬を赤く染まらせ俺を上目で見る
貴｢…今夜は満月です｣
宿｢あぁ。そうだな｣
貴｢私は、ずっとこの日を覚悟して
待ち望んでいました｣
待ち望んでいました。という言葉に
理解が出来なかった俺は、結を見つめ続ける
そう言った瞬間結は、俺の右腕をとり
自分の胸に俺の手を当てる
宿｢な、何をしている！！
手を離さなんか！！｣
俺は、手を振り払おうと思ったがその動作を辞めた
結の手の方が震えているからだ
貴｢正直、まだ怖いです
でも、宿儺様と1つになりたいです
私は、貴方との子供が欲しいです｣
顔を上げて俺を見つめる結は
月の光によってなのかは分からぬが
とても輝いて見えた
そんな結があまりにも綺麗で眩しくて
隠すかのように引き寄せた
宿｢…よいのか？
俺のような化け物が産まれるとも限らんのだぞ？｣
貴｢貴方は化け物なんかじゃない！｣
耳が張り裂けるぐらいの声を張り上げた
結の顔には涙が溢れていた
そして、俺を包み込むかのように抱きしめる
貴｢貴方は、とても優しくて…綺麗です
宿儺様を化け物と言うなら
私は、醜い人ですらないです｣
宿｢…そうか。お前はいつだって
俺にそう言いかけてくれるな｣
結のかける言葉に温もりに
包み込まれるような暖かさに
俺は、涙が出そうになった
貴｢私は、宿儺様に出会えて
これ以上にない、とても幸せ者です｣
そう言って結は笑顔を見せる
それの笑顔は、これから一生
俺の記憶の中に残り続けるであろう
宿｢…結の体に俺の術式を刻んで器にする
そうすれば、子も無事に孕るだろう
……本当によいのか？｣
貴｢……はい。私の……
私の全てを、貴方に捧げさせてください｣
あぁ、本当に此奴は…
どこまでも、俺を狂わせる
俺は、結の首筋に口付けを落とし
ゆっくりと着物に手をかける
貴｢…あっ、、んっ！！｣
小さな声を我慢するかのように
結は、手を口に当てる
俺は、その手をどかし、口付けする
何度も角度を変えて
結が壊れぬように優しく
丁寧にゆっくりと触れていく
貴｢…す、くな、、さま｣
宿｢結｣
ゆっくりと身を重ね、俺の術式を刻む
結は、痛さなのか涙を流し
俺は、ナカのキツさに汗を流す
それでも、幸せを感じては
1晩ずっと、結を離せなかった
結もそれに答えるかのように
俺をずっと離そうともしなかった
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絵理 - 呪術廻戦アニメ最新話で宿儺の声にあてられて宿儺の夢小説を探していたところSiriusさんの小説がまさに私の求めていたものドンピシャで真夜中に前作から号泣しながら一気読みさせていただきました...！本当に完結してくれてありがとうございます。感動をありがとう...。 (11月19日 17時) (
レス) @page29 id: d1f5f5edc8 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - 宿儺P愛してるさん» 宿儺P愛してるさん。コメントありがとうございます！やっと完結することができました！純愛いいですよね…。めちゃくちゃ褒めてくださるじゃないですか！本当に嬉しいです！また次回作の方でもよろしくお願いします！改めてありがとうございました！ (2022年9月4日 13時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
宿儺P愛してる - 完結おめでとうございます。そして初コメさせてもらいます。ずっと更新されるのを楽しみにしていました。文才力などすごく読みやすく作者様の描く宿儺様は純愛すぎて好みです。前作の方もぜひ読ませていただきたいなと思います。これからも楽しみにしてます。 (2022年9月3日 18時) (レス) @page29 id: fb5e3d0906 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - シロツメココロさん» シロツメココロさん！コメントありがとうございます😭繰り返して読んでくださってたのですか！？めちゃくちゃ嬉しいです！！花嫁シリーズ終わってしまいましたがこれからも色々更新致しますのでその時はまたよろしくお願いします！私も作品の更新楽しみに待ってます！ (2022年9月3日 13時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - 青峰君は最強ですさん» 青峰君は最強ですさん！コメントありがとうございます！もう、最後の最後がバットエンドなのでどう書けばいいのか分からなくて迷った挙句これになりました！ほんと、青峰君は最強ですさんは、私と気が合うと言いますか嬉しいです！次回作も楽しみにしててください！ (2022年9月3日 13時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sirius | 作成日時：2021年5月22日 12時
